その国民の声を聞く聴取会で、冒頭からつまずいた。官邸スタッフからは「首相が『原発はゼロにします』と言わないと(政権が)もたないかもしれない」との声も出始めている。(朝日新聞7月18日)
この記事の見出しは「原発聴取会「やらせ」批判 電力社員が「推進」意見」。そう、きのうこのブログで「全原発再稼働への茶番シナリオ「エネ聴取会」は博報堂が7854万円で落札 」と書いた、あの「聴取会」の関連記事である。
野田政権は15万から20万人集まる官邸前抗議デモや16日の脱原発集会にみられる、国民の「原発やめろ」の圧力にかなり追いつめられていた。
そして、今回の「やらせ聴取会」で、さらに国民の怒りの炎に油を注いでしまい、土俵際まで攻め込まれたのだ。
もう一刻も早く「原発ゼロ」と野田首相の口から明確に宣言しないと、8月中にも政権が倒れる緊急事態である。そんな官邸内の雰囲気に、思わず官邸スタッフの口が滑ってしまったのだ。
通常、こういう政権内部のネガティブな実態は堅くガードされている。にもかかわらず、このような「声」が一般紙の記者に漏れるというのは、政権の末期的症状を露呈するものだ。
全原発撤廃にあともうすこし。ここは脱原発のがぶり寄りで、野田政権の原発再稼働のたくらみを押しつぶそう。
くそ暑いけど、今週の金曜もまた官邸前抗議にいくぞ。29日の国会包囲デモにもいくぞ。
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