2012年2月25日土曜日

「3・11東京大行進」人間の鎖で国会を取り囲もう!脱原発の「願い」を「実現」するために


 【ただちに危険だ! 原発通信】№41

2012.3.11「100万人デモ」でただちに全原発廃炉だ!


来る3月11日、原発に反対するグループや個人によるイベントが東京、福島をはじめ、全国で開催されます。

脱原発の大規模な集会とデモ「3.11東京大行進 -追悼と脱原発への誓いを新たに-」が日比谷公園で催されます。

このデモのあと、国会を人間の鎖で取り囲む311原発ゼロへ!国会囲もうヒューマンチェーン」があります。

さらに、310日、11日は「Human ERROR100万人パレード」があり、全国でさまざまな脱原発の集会やデモ、イベントがあります。

脱原発の「願い」を「実現」したい人はかならず参加しましょう。

 3・11東京大行進 -追悼と脱原発への誓いを新たに-
日時:2012311()
集会開始:14:00 黙祷:14:46 デモ出発:15:00(少雨決行)
集合場所:日比谷公園中幸門(日比谷公会堂裏)
日比谷公園中幸門:千代田線・日比谷線「霞ヶ関駅」C1出口より200m、丸の内線「霞ヶ関駅」B2出口より300m、都営三田線「内幸町駅」A7出口より150m
主催:首都圏反原発連合
協力:311再稼働反対!全国アクション、さようなら原発1000万人アクション
予定は変更する場合もありますので、HPでご確認をお願いします。
 http://coalitionagainstnukes.jp/
国会議事堂近くで流れ解散予定、デモ終了後ヒューマンチェーンに参加できます。
お問い合わせ:info●coalitionagainstnukes.jp  (@に差し替えて送信ください)
首都圏反原発連合:http://coalitionagainstnukes.jp/ 

3・11原発ゼロへ!国会囲もうヒューマンチェーン
3.11東京大行進」デモ行進終了後に合流します!
デモに参加出来ない方も当日は国会議事堂へ!
主催:311再稼働反対!全国アクション
協力:首都圏反原発連合
日時:2012311() 16:00 社会文化会館集合
17:00
第一回人間の鎖
17:45
第二回人間の鎖
18:00
首相官邸申し入れ

「3・11東京大行進」連帯イベント!
humanERROR Parade 100万人パレード
 

http://fryingdutchman.jp/parade/
3
10日、11日は全国的に様々なイベントや集いが催されます。「Human ERROR100万人パレード」は10日の正午より全国一斉スタートです。 Human ERROR」を流すことで重なる思いをさらに多くの人々にひろげてください。

原発いらない!3・11福島県民大集会
~安心して暮らせる福島県をとりもどそう~
http://fukushima-kenmin311.jp/
主催:「原発いらない!311福島県民大集会」実行委員会
日時:3/11() 12:30~開場 13:00~開始
場所:開成山野球場(福島県郡山市開成1丁目5?12)

3・11東日本大震災 市民のつどい Peace On Earth
http://peaceonearth.jp/
主催:311 東日本大震災 市民のつどい
共催:土と平和の祭典、アースデイ東京タワー、アースガーデン
日時:3/10()11()各日11:0019:00
場所:日比谷公園 噴水前特設ステージ

2012年2月18日土曜日

東電福島第一原発運転担当の元社員が打ち明けた戦慄すべき内部実態

【ただちに危険だ! 原発通信】№40




2012.3.11「100万人デモ」でただちに全原発廃炉だ!


東電は津波で非常用発電機が使えなくなることを知っていた――
東電は原発の定期検査で虚偽報告をしていた――。

朝日新聞の原発取材シリーズ「プロメテウスの罠」は、いまも連載中の非常に冴えた切れ味をみせるドキュメンタリーだ。現在、かつて福島第一原発の運転を担当した東電社員の驚くべき業務実態を詳らかにしている。その東電社員とは、「炉心屋」と呼ばれる燃焼管理班に所属した木村俊雄(47)さん。まず、この一節を読んでいただこう。

1991年、原発への疑問を膨らませる一つの事件が起こる。
10月30日、福島第一原発のタービン建屋で冷却用の海水が配管から大量に漏れた。
 「補機冷却系の海水配管が腐食してタービン建屋から水漏れしたんです。地下1階に水があふれ、非常用ディーゼル発電機が使えなくなりました」
 原発が水に弱いことに木村は驚き、上司に聞いた。
 「津波が来たら一発で炉心溶融じゃないですか」
 上司はいった。
 「そうなんだよ、木村君。でも安全審査で津波まで想定するのはタブー視されてるんだ」
 津波を想定すると膨大なお金が要る。だから無視する、という意味。木村にとってこの上司は尊敬できる人物だった。しかも福島に来る前は本店で原発の安全審査を担当している。その人物の言葉だけに、これは木村の心に刺さった。
 「津波かぶったら水は流入しますよ。そんなことに気づかないはずはないし、つまり見て見ぬふりをしている。これはもう、原発だめじゃないかって思いましたね」(朝日新聞2月11日)

どうだろう。東電は津波が来ると非常用ディーゼル発電機が使えなくなること、つまり炉心溶融をまねくということを知っていたのだ。

もう、東電がフクイチ事故の言い逃れに言う「想定外」もへったくれもない。現実に起こっていたのだから。さらに、翌12日の記事は、こんな戦慄すべき発言もある。

 「虚偽報告をするんです。たとえば以前、制御棒が壊れることはたびたび起きていました。なのに、その報告は全然していません」

 「検査官が素人というか、何のノウハウもないんです。工学系の大学に行って、たまたまそのセクションにいるだけ。どうやって原発を動かすのかも全然知らない。素人を丸め込むなんて簡単じゃないですか」

「定期検査中、制御棒は1本しか抜いてはいけないことになっています。しかし東電はすべての制御棒を引き抜いていました」(朝日新聞2月12日)

もう安全のための規則、マニュアルなど、まるで遵守していない。しかもインチキしているのは「制御棒」だ。いうまでもなく、制御棒は原子炉の核分裂反応を制御する最重要アイテムだ。命綱だろ。

さらに、これは運転現場の独断ではなく、「つじつま合わせのため、本店と現場で昼夜を問わずテレビ会議をしていました」というのである。

またそれを監督する、国の検査などいとも簡単にスルーさせてしまう。これは東電の会社としての指示だから、とうぜん木村さんが担当した以外の原発、そう福島第一だけではなく、福島第二も、さらに柏崎刈羽原発でも行われていたことはまちがいあるまい。

そして、この驚くべき原発現場の実態が、果たして東電だけなのか、という疑念もわいてくるところだ。

ところで、経産省原子力安全・保安院は、関西電力大飯原発3、号機のストレステストの1次評価を13日「妥当」として、原子力安全委員会へ報告した。しかし、「何のノウハウもない素人検査官」の検査など、だれが信用するのか。また、上記のような実態にたいしての安全審査はどうなんだろう。

2012年2月2日木曜日

今年の就活人気会社ベスト3(理系男子)は、すべて原子力ムラ中核企業だ

【ただちに危険だ! 原発通信】№39

 2012.3.11「100万人デモ」でただちに全原発廃炉だ!


2012年の「就職先人気企業ランキング」が発表された。その男子理系のベスト3を見て、あっと驚いた。1位が東芝、2位が日立製作所、3位が三菱商事。そう、ベスト3が雁首並べて原子力ムラの中核構成員ときたもんだ。

東芝と日立製作所は原発製造メーカーで、三菱商事は三菱東京UFJ銀行原発製造メーカーの三菱重工と並ぶ、三菱グループ御三家の一社だ

こんな企業をめざす学生諸君のセンスは最悪だ。よりにもよって、ぼくが思うところの日本を代表するウルトラブラックに就職したいなんて。この3社がランクインすべきなのは、今年、東京電力が世界第2位となった国際環境NGO「グリーンピース」が主催した「世界最悪企業大賞」だろう。

こんな大会社に入るのは、そのほとんどが小中高大と受験勉強に明け暮れてきた者たちだ。そしてその最終目標である就職先が、なんと世界を破滅させる可能性を有する企業なのか。

東電福島第一原発が次々と爆発したが、このうち1、2号基がGE社製(アメリカ)で、3、4号基はそれぞれGEのライセンス契約で東芝、日立製作所が製造とメインテナンスを担当した。

これまで、フクイチ大爆発による放射能汚染への国民の怒りの矛先は、もっぱら東電と政府首脳、経産省(保安院)、文科省、原子力安全委員会、御用学者などに向けられてきたが、ここにきて原発製造メーカーの製造責任についての論議がたかまってきている。

それはそうだろう。当初からGEの原発に欠陥があることは、GE社員の内部告発もあって明らかとなっていたのだから。NHKのドキュメントでも、それをはっきりと指摘していた。そのことを東芝と日立製作所が知らないわけがない。

さらに、日本の原発がとんでもない人類史的事故・犯罪を起こしたのにかかわらず、日本社製の原発を外国に販売することをたくらんでいるのだ。民主党政権は発足当初から原発輸出に熱心だったが、フクイチの大事故を経験しても、輸出のほか、まだ国内での原発稼働から脱することができないのは、この3社の思惑が絡んでいることはまちがいないところだ。

そう、この3社は原発で大儲けしようと、莫大な設備投資をしている。この金を回収しないことには、たとえ日本を世界を放射能汚染まみれにしても、原発から足を洗わないつもりなのだ。

いっぽう、国内の消費者はこの3社の製品をボイコットする動きがある。東芝、日立、三菱の名が付いた製品を買わない消費者の登場である。まだ、大きな声の「不買運動」にまではたかまっていないけれど、ぼくの周囲でもたとえばクーラーや洗濯機、冷蔵庫などの家電製品を選ぶとき、最初からこの「原発3社」を外して検討する人を見かける。

この動きがグループ関連企業にも拡大すると、たとえ巨大企業といえども窮地におちいる。たとえばビールを買うとき、キリンビールは「原発の三菱グループ」だから買わないという消費者が増えれば、キリンもたまったものではないだろう。グループ企業間での脱原発の動きが起こるかもしれない。

もし、日本の10パーセントの消費者がこの3社の製品を買わなくなれば業績は一気に落ち、これが20や30パーセントとなれば、確実に会社存続は危うい。

「原発に頼らない安心できる社会へ」と脱原発宣言をして、東電の電気を買わないことにした城南信用金庫の姿勢は、ある面、東電がもっとも恐れることである。発電と送電を独占すること、それに原子力で発電することで、世界一高い電気料金と利益をふんだくることができたのが、城南信用金庫のような企業がどんどん出てくると、そうはいかなくなるからだ。そういう面で、この城南信用金庫のやり方は強力な脱原発運動なのだ。

そういったたぐいの動きが、消費者からこの3社を対象に拡大しようとしているのである。いまこの3社は人気企業だけど、世間から白い目で見られる日も近いことだろう。ちなみに、昨年の「就職先人気企業ランキング」の10位だった東電は、ことしは100位に入らない圏外となったことも覚えておいたほうがいい。

嗚呼、そんな時期、きみたち学生諸君はこんな会社に就職したいと望むのだ。もう一度言っておこう。それにしてもきみたちはセンスがわるい。