2012年7月11日水曜日

さあ、金曜が近づいてきた。これからも地球に人類が棲めるように「官邸前抗議」に行こう! このデモ、怖くないし、感動できる。

先週の金曜日も先々週につづいて「官邸前デモ」に行きたかったのだけど、持病が再発して家から出ることができなかった。

この脱原発抗議行動は、「ジャスミン革命」にならって「あじさい革命」とも呼ばれる。うん、このデモ、アラブの春に近いパワーがあるかも。

ぼくはデモに行けなかったぶん、家のパソコンでIWJの「官邸前ライブ中継」をずっと観ていた。その中継で、デモ参加者をインタビューしていたけど、けっこう若い人が多かった。昨年の9月9日の「脱原発6万人集会」のときより、確実に若い層にも抗議の輪がひろがっている。

そのIWJのインタビューで、今回はじめてデモに参加しているという若者が多かった。「デモとか集会は怖いというイメージがあったけど、そんなことより、いま抗議の意思を直接届けなければ……」みたいな人が多く、そして「実際に現地に来てみたら、ぜんぜん怖いものではなかった」という声もかなりあった。

こんな若者が多いんだよね。「デモ=怖い」「デモ=特別な人たちの過激な行動」みたいなイメージを若い人たちはもっているようだ。でもね、この「官邸前抗議行動」は、まったく怖いものではない。現場に来たら実感できるけど、みんな整然と主催者の指示に従って、じつに平和的に抗議の意思を示している。

そして、より実感できるのは、抗議する人のものすごい数と、その一人ひとりの「再稼働」への怒りの強さだ。ほんと、みんな腹の底から憤っていることが、こっちの胸にびんびん伝わってくる。

そのみんなの気持ちに「絶対、原発をなくしてやる!」という勇気がわいてくる。そんなことが、この官邸前の現場に来ると体感できる。そう、このデモは感動するんだ。この体験は、人が生きていくうえで得がたいものとなり、きっとこの国のほんとうの市民社会のいしずえともなるだろう。

選挙という間接民主主義がほとんど機能しないこの国にあっては、市民一人ひとりが行動を起こす直接民主主義しか方法は残されていない。けっきょく、民主的市民社会はデモによって支えられているのだ。(ところで「民主党」とか「自由民主党」というのは、党名とその実態とが矛盾しているというか相反している。この党名って、詐称だよね)

世界から原発がなくなるまで、この金曜夜の「官邸前デモ」はつづけたいものだ。そのうち、全世界に「金曜夜の脱原発デモ」がひろがるかもしれない。

ところで、ぼくの病気、あと2日で治るかな。もう、ちょっとのところなんだけどな。完治すれば、もちろん抗議デモに参加する。

はじめて「官邸前デモ」に行く人は、地下鉄メトロ「国会議事堂前駅」ではなく、「虎ノ門」とか「永田町」とか「霞が関」とか、一つ手前の駅で降りたほうがよさそうだ。先週みたいに、警察が電車から降りた人を駅から出られない(この警察のふるまいは、いちじるしく憲法と法律に違反している)ようにするかもしれないからね。

そして、その1個まえの駅から、一路官邸前をめざすのだ。「総理官邸前」交差点から「財務省上」交差点までの2歩道・6車線の幅広い通りは、またきっと抗議の人で埋め尽くされるだろう。

野田首相に告ぐ! 

市民があげる「音」じゃなく、「心からのさけび」に耳をかさないと、「官邸抗議」が「官邸抗議」になるよ。一刻も早く再稼働停止、原発撤廃しないと、這う這うの体で官邸から豚走じゃなかった遁走することになるよ。

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