2012年12月15日土曜日

「強い者は生き残れない」地球生物史40億年の教訓と原発という存在



強い者は生き残れない――。

このメッセージをぼくたちは肝に銘じるべきである。

これは進化理論研究者である吉村仁の著書(『強い者は生き残れない 環境から考える新しい進化論』新潮選書、2009)のタイトルだ。

この題名どおり、地球に生物が誕生してから40億年のあいだ生き残ってきたのは「強い者」ではなかった。ぼくたちは強い者が生き残る、「弱肉強食」という神話を刷り込まれてきた。だがこれは真っ赤なウソだった。

生き残ったのは、変動する環境に「協力行動戦略」をとった生物であり、それはけっして「強い者」ではなかった。

吉村はこの本をつぎのことばで締めくくっている(ミステリー小説ではないので、「ネタバレ」はゆるされるだろう)。

「強い者」は最後まで生き残れない。最後まで生き残ることができるのは、他人と共生・協力できる「共生する者」であることは「進化史」が私たちに教えてくれていることなのである。

なぜ、「強い者」が生き残れなかったのか、それはぜひ本書をお読みいただきたい。

さて、原発である。そしてあすに控えた総選挙である。

マスメディアの調査によれば自民党圧勝だという。その自民党の選挙公約を見ると「国土強靭化推進」「国防軍を保持」「強靭な日本の創生」というやたら「強さ」を強調した文字が躍る。

そして安倍晋三・自民党総裁は、原発について、再稼働どころか、新造すら認めると述べている。また、石破茂・自民党幹事長は「核の潜在的抑止力を維持するために、原発をやめるべきとは思いません」と公言している。

すでにあきらかなように、原発は地球を壊滅させるエネルギー・プラントであるばかりか、経済性においても水力・火力などの既存のプラントや再生可能エネルギーよりも劣る。

ではなぜ、こんな原発を、無理を承知で推進するのか。

それは核兵器という「強靭な武器」を保持するためだ。そう原発の使用済み核燃料から原爆材料となるプルトニウムができるからである。

どうやら自民党は、核武装によって「強い日本を取り戻したい」ようだ。もちろん、石原慎太郎・日本維新の会代表も同意見だろう。

でも、核エネルギーによって「強い者」を目ざす者は、きっと生き残れないだろう。それは40億年の地球生物の営みが、そう現代進化論が教えている。

このまま原発を稼働すると、われわれはそう遠くない将来、まずまちがいなく滅びるだろう。日本人として、そしてホモ・サピエンスという「類」として。

それは「強い者」に下されるオキテなのである。



2012年12月13日木曜日

原発保有は北朝鮮への利敵行為、国防はまず廃炉から

きのうからマスメディアは、北朝鮮(そういえば以前は「北朝鮮」と「朝鮮民主主義人民共和国」と並べて表記していたけど、いつのまにか「北朝鮮」だけになっている)の「ミサイル発射」でもちきりだ。

最初にことわっておくが、これから述べることは、けっして北朝鮮を擁護するものではない。今回の「発射」も、断じて糾弾されるものだ。

そのうえで、なぜいつも北朝鮮が打ち上げる「ロケット」や「人工衛星」を各国は非難するのだろうか、と問いたい。

しかも、その非難する国のほとんどが、すでに「ロケット」や「人工衛星」の打ち上げに成功している。なぜ、北朝鮮だけが非難されなければならないのか?

たとえば日本は1970年に自国の技術で打ち上げ、以来何本もの人工衛星を飛ばしている。なのに、なぜ日本は非難されず、北朝鮮は非難され、おまけに国際的な制裁まで受けるのか? 

もしかしたら、北朝鮮の人工衛星は名目で、本当の目的は軍事兵器であり、日本の人工衛星は軍事目的ではない、という小児的理由からか。そう、これはまったくの子供だましである。

航空宇宙技術というのは、すぐれて軍事技術なのだ。ほら、朝日新聞も「人工衛星を宇宙に運ぶロケットと、弾頭(爆弾)を積む弾道ミサイルは、構造はほぼ共通している」(12月13日)と書いているよ。

小惑星探査機「はやぶさ」が、小惑星「いとかわ」表面のサンプルを地球に持ち帰り、日本では明るいニュースとして大きく盛り上がったが、このサンプルを載せたカプセルを保護する技術というのは、実は弾道ミサイルにとって欠くことのできない最重要技術なのだ。

弾道ミサイルは大気圏に突破し再突入するが、このときカプセルで弾頭を保護する必要がある。カプセルは秒速12㎞の超高速で大気圏に突っ込むので、カプセルがぶつかるときの大気は1~2万度という高温で、カプセルの表面は3千度にもなる。

こんな過酷な条件に耐えるカプセルの技術を日本は独自に開発したのだ。この技術が世界的に優秀であることで、はやぶさのカプセルが一般公開され、その初日には来場者1万3千人、3時間待ちの行列が起きた。

そして、このはやぶさのカプセル技術によって、日本は弾道ミサイルを打てる重要技術を確保したということになる。

またアメリカやロシアは、北朝鮮はもちろん、日本の技術をはるかに上回るミサイル技術を有している。

でも、人工衛星を打ち上げた日本やアメリカ、ロシア、フランス、中国、イギリス、イスラエルは、北朝鮮(あるいはインド、イラン)のように国際的に非難されないのは、なぜか。

自分たちがすでに持っている軍事技術を他国が開発したことに、なぜこれらの国は非難できるのか。

自分たちがそれらを保有していないとか、あるいはそれを放棄したうえでの非難ならわかる。

でも、自分が強力な武器を所持していて、いままで持たなかった相手が持つと、それは国連決議違反であると非難するのは、いったいどういうロジックに基づいてのことなのか。

再度ことわっておくが、北朝鮮がミサイル技術を持つことを擁護しているのではない。一刻も早く、北朝鮮のみならず全世界が軍事力を放棄することを願うばかりだ。

世界中の軍事にかかる天文学的な巨費を福祉に転用すれば、世界の飢餓と貧困はたちどころに解消し、犯罪も大きく減少するだろう。

全世界の軍事費の総額は約130兆円(2011年)、その10分の1にも満たない金額で、世界8億人の飢餓を解消する食糧費となる。

いいかい、毎年100兆円を超える金が、人間を殺戮するための費用となっているんだよ。単に国籍が異なるだけで人が殺し合うとは、なんて愚かなんだろう。ちょっと冷静に考えれば、誰だってこんなことわかるよね。

さて、北朝鮮が「人工衛星」もしくは「ミサイル」の軌道投入を成功させたのだが、この国の航空宇宙・軍事技術はそれなりの技術力を有していることはまちがいあるまい。

北朝鮮が日本攻撃用に準備しているとされるのは、「ノドン」とよばれる射程距離1300㎞のミサイルだ。これが米軍からとされる情報では200基保有(2006年現在)しているという。

もし北朝鮮がノドンを日本に打ち込むとすれば、とうぜん軍事上もっとも戦果の大きいところをターゲットにするはずだ。それは日米の軍事施設であり、日本の政治経済の中枢部であり、そしてそう原子力発電所などの核施設である。

たとえば福島第一原発4号機燃料プールに北朝鮮のミサイルが命中すると、1535本(実は東電発表よりもっと多いという情報もある)の燃料棒が爆発することになるわけで、そうなるとその放射能は広島型原爆の5000発分に匹敵し、どう少なめに推量しても日本列島は高濃度に被曝するだろう。

それは六ヶ所再処理工場でもしかりで、ここに命中すると北半球が全滅する可能性だってある。

もちろん、福井の若狭湾沿岸に群有する原発の1基に命中すれば、少なくとも北陸・中部・近畿地方は全滅だろう。琵琶湖の水もとうぜん放射能汚染され飲料などできない。

北は北海道の泊原発から、南は鹿児島の川内原発まで、日本中にくまなく設置した悪魔の電力プラント「ゲンパツ」が、「ゲンバク」以上の威力を発揮して、壊滅的打撃を被る。

その攻撃を防ぐために、迎撃ミサイルを準備している、といいたい向きもあるだろう。

でも、この命中率がはっきりしていない。命中率は数%から80%まであって、100%説は見当たらない。正直、自衛隊も、実戦で試してみないことには、どれだけ命中するのかわからないってところだろう。

だから、こんなものに全面的に頼ることなんかできないのだ。そう、原発を設置することは、ミサイルを有する国から格好のターゲットになる。

つまり、日本に原発があることは、北朝鮮への利敵行為となるのだ。

国防をさけぶ者こそ、まっさきにこの国から原発や核施設を撤去しなければ筋が通らない。

そして「国防」とは、戦争を絶対に起こさないという平和外交以外にはない。それが最高の「国防」である。

2012年12月11日火曜日

そうまでして、就職しなくても

しばらくブログを書いていない。書く気が起きない、と言ってしまえばそれまでだけど。

この2週間で知り合いがたくさん亡くなった。

甥は自殺した。29歳。カメラや複写機を製造する大会社の正社員だった。

数年前、会社の勤務のことで相談を受けたことがある。

彼と話をしていて、「あぶない」と感じるものがあった。だけど、ほんとにみずから命を絶つとは。

自殺の報を聞いて、「なんで」という思いと、「取り返しがつかない」という、いかんともしがたい後悔がのこった。

彼は就活に成功して、大会社へ入ることができたのだけど、いまとなっては就活成功が落とし穴になってしまったわけだ。

最近、就活に失敗して自殺する学生が多いそうだ。また大会社に就職しても、数年で辞めてしまうケースも多い。

ぼくのような人間からみれば、なんでそうまでして就職するのかわからない。自分の正直なこころを見つめたら、「会社で働きたくない」という人が多いのではないか。

会社で働くことだけが人生ではない、ということを知ってほしい。

そんな嫌なことをしてまで会社で働くより、自分の好きなことをして野垂れ死にしたほうがましではないか。

かくいうぼくも野垂れ死にたくはないのだけど、会社で働かなくても、いくらでも楽しく生きていける方策っていうものはある。

安らかにね、Mくん。合掌。
 

2012年11月26日月曜日

「原発安全神話」から「放射能安心神話」へ。WHO「がんリスク予測」をトップで報じた朝日新聞

きのう25日、朝日新聞の1面トップに「福島のがんリスク、明らかな増加見えず WHO予測報告」(朝日新聞デジタル)という大きな見出しが躍った。

この記事をざっと読むと、一見、福島の原発事故による被ばくで、がんになる確率は非常にすくないような印象を与える。なにより、この「予測報告」をしたのがWHO(世界保健機関)という、まさに保健に関する世界的権威である。なにも知らない「善良なる市民」は、「これで安心」と胸をなでおろしたことだろう。

でも、ちょっと待ってほしい。このリポート、世界的権威によって創作というか捏造された「放射能安心神話」かもしれないのだから。

福島の原発事故があるまで、多くの市民は、原発は安全なものだと思い込まされていた。まさか原発が爆発して建屋が吹っ飛んだり、格納容器が壊れ放射性物質が大量放出されたり、核燃料などが溶け落ちてメルトダウンするなんて、この日本で起きるとは思わなかった。

なぜかといえば、そう「原発安全神話」が効いていたからだ。でも、福島の事故で、原発といっしょに「安全神話」も吹っ飛んでしまった。で、もう原発が安全なものだとは、さすがの嘘がうまい東電や原子力ムラも言えなくなった。

そこで新たに創作されたのが、じゃーん「放射能安心神話」である。

その「安心神話」の序章は、原発が爆発したとき、当時の官房長官枝野の「ただちに健康への影響はありません」である。

さらに次章では「100ミリシーベルト以下の被ばくの影響は観察されていない」という、山下俊一など御用学者のメッセージが繰り返される。

そして、ここにきてWHOの「がんリスク増加見えず」である。

これで「放射能安心神話」の完結といったところだろうか。でも、この神話、「三文小説」ならぬ「三文神話」なんだよね。

まず、「ただちに健康への影響はありません」は「ただし、時間がたてば甚大な影響があるかもしれません」が抜けている。

また、「100ミリシーベルト以下の被ばくの影響は観察されていない」は、広島・長崎の被ばく生存者追跡データを根拠としたものだけど、100ミリシーベルト以下でがん死リスク係数が突然ゼロになる閾値モデルは成立しないのだ。

現在、世界の専門家の主流は「放射線量に安全な量は存在せず」である。この被ばく量までなら安全という区切り、閾値など設定できない。つまり、いくら低線量であっても、被ばくすれば、がんリスクを負うということである。また、がんだけではなく、多くの疾患、症状なども報告されている。

そして、今回のWHO予測である。WHOというと、不偏不党の中立的な世界的組織というイメージがあるが、すくなくとも放射線被ばくに関しては、まったく不偏不党でも中立でもなく、ほぼ完全に原発推進派に偏重している。

その根拠は、WHOはIAEA(国際原子力機関)と1959年に「IAEAからの合意がないと原子力に関する健康問題に着手しない」という協定文書を交わしているからである。

よく知られているように、IAEAは原子力推進の世界的ロビー機関だ。そう、原子力ムラの大親分。そのボスがうんと言わないとWHOは放射線被ばくの健康被害に関してなにも言えないのである。

チェルノブイリ原発事故のWHOとIAEAの合同の被害調査(2005年)では、がんで死亡したのが4000人、甲状腺がんで亡くなった子供は9人とした。

これにたいして、ニューヨーク科学アカデミーは1986年の原発事故から2004年までの18年間の死亡者が100万人いることを証明している。

以上のように、WHOがIAEAに牛耳られていることは世界の常識だが、そのWHOの「予測」を朝日新聞が1面トップに批判もなく載せるのはいったいどういうことだろうか。しかも、こんな記事もある。

100ミリシーベルト以下の低線量被曝の影響には不確かな要素があるため、原爆やチェルノブイリ原発事故などの知見を参考に、大まかな傾向を分析、予測した。

国連によると、チェルノブイリ原発事故の避難民の甲状腺被曝は平均490ミリシーベルト。子どもを中心に約6千人が甲状腺がんになった。ただし、甲状腺がんの治療成績は良く、死亡は十数人にとどまる。

この記事には署名があった。大岩ゆり。たしか、以前にも当ブログにご登場願ったことがある。
 
ぼくのなかでは、朝日新聞の大岩さんと高橋真理子さんは札付きだ。
 
朝日は「社説」でも原発再稼働にかなり批判的だし、連載中の「プロメテウスの罠」「原発とメディア」は、ジャーナリズムとして良心的な仕事をしている。だが、放射線被ばくの健康被害に関しては疑問だらけだ。
 
とくに朝日新聞社が主催する「ドクタービジット」に中川恵一(東大准教授)を講師として派遣するのは、いったいどういう思惑があってのことなんだろう。
 
中川は、飯館中の生徒113人を前に「君たちの受けた放射線量は、中東や北欧の都市と比べても低い」と、さも放射線被害は起こらないかのように述べている。
 
放射線医学の専門家と称する者が、高線量被ばく地域の子供たちにこんな言辞を弄するのは、ぼくのなかでは犯罪行為である。
 
そして、そんな者を講師として派遣する朝日新聞は共同正犯であるということが、ぼくのなかでは成立する。
 
なぜ、朝日新聞は「放射能安心神話」に加担するのですか? 

(参考資料:朝日新聞11月25日朝刊)

2012年11月22日木曜日

地震学者「最大M10を推定」と予知連で報告

とんでもないニュースが飛び込んできた。

地震予知連絡会(21日)で東北大の松沢暢教授が、マグニチュード10の超巨大地震が起こる可能性が科学的に想定される、という衝撃的な報告をしたのだ。

M10とは、M9だった東日本大震災の30倍のエネルギー。日本海溝から千島・カムチャツカ海溝までの3000キロに及び、60メートル地層がずれる規模である。

さらに20分から60分間も地下破壊が連続し、揺れているときに津波が陸地を襲う可能性がたかい。

これ、マジですかって、たちまち信じられないのだけど、科学理論上M10は起こり得るというのだ。

そういえば、東北大震災のM9クラスの地震を地震予知連絡会は想定できなかったものね。「まさか!?」が去年の3・11に起きたのだ。

もしM10が起これば、フクイチ4号機の燃料プールが壊れるのはもちろん、日本のすべての原発は全滅だよね。

フクイチと同じように全電源をうしない、冷却が止まる。電源車や送水設備も運べない。原子炉建屋に到る道は壊れて寸断されているだろう。

こうなったら、日本列島というより、全地球の終焉ということになる。ジ・エンド! 

そう、日本が地球という奇蹟の星を壊滅させるということだ。なんて、ぼくたち日本人は罪深いのだろう。

この程度のこと、さすがの安部晋三や石原慎太郎も理解できるよね。

(参考資料:『朝日新聞デジタル』2012年11月11時38分)

 

このまま再稼働で「10年以内に再び過酷事故」の試算を原子力委員会が出していた!

原発をこのまま再稼働すると10年以内にフクイチ規模の過酷事故が起きる、という戦慄すべき試算を原子力委員会(近藤駿介委員長)が出していた。

そうこの試算、原発を推進する本丸、あの原子力ムラの牙城が出したものである。

原子力委員会の原子力発電・核燃料サイクル技術等検討小委員会(鈴木達治郎座長)が「事故発生頻度」を試算したところ、抜本的な安全対策をとらないで原発を再稼働させると、東京電力福島第一電力事故のような天文学的な量の放射性物質を撒き散らす重大過酷事故が10年以内に起こる、という結果が出たのだ。

この驚嘆すべき情報を伝えたのは科学ジャーナリストの塩谷喜雄氏。会員制情報サイト『フォーサイト』で「安易な原発再稼働で「10年以内に再び過酷事故」という原子力委試算」のタイトルで掲載されていた。

この記事の日付は「2012/01/24」となっているので、もう10カ月ほど前である。こんな情報知らなかった。これを報じたマスメディアってあるのだろうか。

(参考資料『フォーサイト』http://www.fsight.jp/article/11147?ar=1&page=0,0&ar=1

2012年11月21日水曜日

自民党選挙公約「3年以内に全原発再稼働」って、正気の沙汰ですか?

けさの朝日新聞に、きょう21日に発表するという「自民選挙公約案(要旨)」が載っている。そのなかの「エネルギー」という項目にこんな記載があった。

「原発再稼働は順次判断、全原発で3年以内の結論を目指す」

自民党総裁の安部晋三は超積極的な原発推進派であり、この公約の文言は「3年以内に全原発を再稼働する」と読んでいいだろう。

また、自民党は今回の選挙公約の柱に「国土強靭化推進」を謳っている。

ぼくたちは福島の原発事故によって、原発というのは放射性物質を広範囲に撒き散らすことを知った。そう、原発は「死の灰散布装置」である、ということをね。

たった数時間電源をうしない、ほんの数時間冷却ができないと、たちまち爆発したり、メルトダウンすることも知った。原発が稼働するということは、原発が爆発待機状態になる、ということをね。

そして、原発が爆発すれば、広範囲が死の灰によって汚染され、地域は壊滅する、ということも知った。

そんな原発推進の自民党の選挙公約は、「国土強靭化推進」ではなく「国土壊滅化推進」ではないだろうか。

1995年の阪神淡路大震災、そして2011年の東日本大震災と、わずか16年のあいだに2度も大地震が起こったこの日本列島である。

この列島は地震によって幾度も大きな災禍に見舞われた。いまこの瞬間、大地震が起こる可能性があるのだ。

そして原発は、その大地震の災禍を際限なく大きくひろげてしまうものだ。災禍の火に油を注ぐのが原発である。

東日本大震災の復興が遅れているというが、その要因が原発事故であることはまちがいない。懸案の瓦礫処理も、原発事故がなければ迅速に処理できただろう。

そんな原発の推進を選挙公約にたかだかと掲げる政党が存在することが、ぼくにはふしぎでならない。

そうまでして原発を再稼働させ、得るものって、いったいなんですか?

2012年11月18日日曜日

「当分の間、摂取及び出荷を差し控えるよう」という総理指示が、福島県など東北・関東各県知事に

首相官邸のホームページに「総理指示」という驚くべき情報が、素っ気なくというか、無味乾燥にというか、きわめて事務的に載っていた。

この「総理指示」、新聞ではまだ見ていない。これを報じたマスメディアはあるのだろうか。

「総理指示」は、このHPの「政府の地震情報・生活支援【東日本大震災への対応】」というページの下「直近の政府発表」で見つけたhttp://www.kantei.go.jp/saigai/

「総理指示・出荷制限(福島県)」というように、福島や東北・関東の各県名が記載されている。そしてクリックすると出てきたのは、「指示」というタイトルが付されたPDFだ。サンプルをご覧いただこう。


 指 示
平成24年11月13日

福島県知事
佐藤 雄平 殿
原子力災害対策本部長
内閣総理大臣
野田 佳彦

貴県に対する、原子力災害対策特別措置法(平成11年法律第156号)第20条第2項に基づく平成24年11月12日付け指示は、下記のとおり変更する。
1.福島県田村市(東京電力株式会社福島第一原子力発電所(以下「福島第一原子力発電所」という。)から半径20キロメートル圏内の区域に限る。)、南相馬市(福島第一原子力発電所から半径20キロメートル圏内の区域並びに原町区高倉字助常、原町区高倉字吹屋峠、原町区高倉字七曲、原町区高倉字森、原町区高倉字枯木森、原町区馬場字五台山、原町区馬場字横川、原町区馬場字薬師岳、原町区片倉字行津及び原町区大原字和田城の区域に限る。)、川俣町(山木屋の区域に限る。)、楢葉町、富岡町、大熊町、双葉町、浪江町、川内村(福島第一原子力発電所から半径20キロメートル圏内の区域に限る。)、葛尾村及び飯舘村において産出された非結球性葉菜類について、当分の間、摂取及び出荷を差し控えるよう、関係自治体の長、関係事業者及び住民等に要請すること。

http://www.kantei.go.jp/saigai/pdf/20121113siji_fukushima.pdf

 
このような市町村名、野菜や穀物、魚介などの食料品名を記した文言の項目が38あり、それが「当分の間、摂取及び出荷を差し控えるよう、関係自治体の長、関係事業者及び住民等に要請すること。」で締めくくられている。
 
ざっとみるとかなり広範囲で多くの地域と多品目の食料品が記載されている。
 
これは福島県だけではなく、群馬県、岩手県、千葉県、宮城県もあり、今月13日から16日までの日付なので、今後他の県も追加されるかもしれない。
 
この「総理指示」には危険性と緊急性がはらんでいる、とみたのは筆者だけだろうか。
 
政府はこれまで、食料品は放射性物質検査を受け、規制値をクリアしたものが消費者に届けられる、と言ってきたはずだ。
 
だが、この「総理指示」はその検査のことは抜きにして、一般住民にも「摂取及び出荷を差し控えるよう」要請するものである。
 
この「総理指示」に記載された食品から、かなり高い放射線が出ていることをうかがわせる。あの政府や役人さえも、こんな数値の食料品が一般市場に出回ってはやばい、と考えての「要請」だろう。
 
ところで、千葉県にも「総理指示」は出されているが、千葉県柏市の住民である筆者には18日午後1時半現在、自治体からなんの「要請」も届いていないんだけど。
 
追記 千葉県知事が「鈴木栄治」という森田健作の本名になっていた。

2012年11月17日土曜日

視聴率競争に異変!「テレ朝優勢・フジ劣勢」と原発事故との関係

在京キー局の視聴率争いに異変が起きている。

なんとテレ朝が今年度上半期のプライムタイム(午後7時から11時)でトップとなり、日テレとフジはテレ朝の後塵を拝しているのだ。

昨年の3・11の前と後で、日本人のテレビ観が変わった影響だろう。

ぼくの場合、視聴時間は10分の1に減った。

とくにお笑い系バラエティはほとんど観なくなった。「笑い」はけっこう好きだ。だけど、原発事故以降は、テレビのバラエティの笑いに“ミゾ”というか“距離感”ができすぎてシラける。番組に入り込めず、プチンってすぐに消す。

ニュースの速報性とかスポーツ中継など、まだテレビの有意性はあるものの、こんなメディアに何時間も観ているのがバカらしくなった。

きっとぼくたちは、知らないうちにテレビ依存症になっていたんだ。

それに原発の「安全神話」普及の片棒を担いだのもテレビということを知った。

さらに原発が止まり、電力が足りないので節電しましょう、とさんざん報じたテレビだけど、そのテレビを消せば、原発が発電する分の電力を帳消しにしてくれる、ということも知った。

脱原発にもっとも実効性があるのは、テレビを観ないことだ。「テレビ消して、原発消そう。」というキャンペーンをテレビ局がやったらウケるよ。

これは冗談ではなく、こんなことができるテレビ局でないと、これから生きていけないだろう。

で、こういった状況のなかで、視聴率に“異変”が起きたわけだ。これは原発にたいするテレビ局の対応とリンクしている。

つまり福島の未曾有の原発事故へのメディアとしての姿勢が番組作りに現れ、それを視聴者が敏感に反応しているのだ。

日本人の意識は、東京電力福島第一原子力発電所の事故以来、変わったということをいかに認識するかが、これからの視聴率競争のキーポイントになる。

ところで、これまでどおりフジさんは若者がターゲットっていうんだけど、それって日テレさん、的をはずしていません?

2012年11月16日金曜日

11日「反原発・大占拠」の首都中枢は戒厳令さながらに


 
11日の日曜日の午後、「100万人大占拠」の反原発抗議行動に行った。

連れ合いと永田町のキャピトル東急のロビーで待ち合わせした。当日、地下鉄改札は混雑すると考え、あえてここを選んだのだ。

約束の時間になっても彼女は現れない。

あいにくぼくは携帯電話なるものを所有していない。そこでホテルの公衆電話から彼女の携帯にかけようとしたものの、どこを探しても見つからない。係員に訊くと「ございません」。

ホテルには公衆電話があるということは、もう常識ではないようだ。このホテルの利用者はすべて携帯を保持し、公衆電話など利用しないという想定で設計されたのだろう。おお、すばらしきホスピタリティ。

携帯電話の不携帯は、通信弱者の時代になったわけだ。

その係員が教えてくれた、ホテルの外に50メートルほど坂を下った日枝神社入口わきにある公衆電話を探した。一度は見つけられず通り過ぎ、「ないなあ」と引き返したとき、ひっそりと薄緑色のあいつが目に留まった。

公衆電話は身を隠すようにたたずんでいる。おもわず「あいつ」と書いたのは、その薄緑色の通信機器に懐かしさと親しみを覚えたからだ。

その公衆電話から彼女の携帯にかけると、警察が人の通行を止めていて、5分も歩けば着くはずのところを遠回りさせられていると疲れた声で話す。

結局、待ち合わせの時間から30分遅れて彼女と落ち合うことができた。

さて、まずは坂の上の官邸前に行かなくちゃ。そう思って歩きだし、日枝神社前の交差点を右折しようとしたら、警官が通せんぼする。この「総理官邸前」交差点に通じる道は歩けないというのだ。

「どこまで行かれますか?」「官邸前」「それなら……」と警官は迂回路を教えてくれる。5分で行けるところを30分以上かかるルートだ。やれやれ。

そういえば、このあたり、人がふだんとはちがってほとんど見当たらない。ふつうとはちがった雰囲気。車の往来がなく、人がいない。道の角に警官が立つ。非日常世界。

原発を動かす方は、反原発に抗議する人たちのひろがりと強い怒りを恐がっている。でないと、日比谷公園使用の不許可とか、こんな戒厳令のような治安シフトは敷かない。まあ、ほんとうの戒厳令なら、警官ではなく軍隊だろうな。

遠回りしながらも官邸前に近づくにつれ、拡声器から聞こえてくる「原発やめろ!」の声がどんどん大きくなってくる。やってる、やってる、と勇気づけられる。

坂の上まで歩き、おおきな道路に出たと思ったら、また通行止め。いったい、どれだけ大回りしたら、官邸前にたどり着けるんだろうか。

まるで迷路ゲーム。この迷路、人がいっぱいいる。

歩道には人がぎっしりで、官邸前に行けるかな。そう思って歩いていると、国会議事堂が見えてきた。その正面にある道路両脇の歩道にも人がいっぱい。

この光景を持参のビデオカメラで撮る。このブログに載せるためだ。そうしたら、同じような光景の動画がネットにたくさんあるのを後日見つけた。

自分で撮ったビデオをブログで映すことについて、編集や技術など知らないことが多く、そんな手間をかけるより、この映像を貼ったほうが超簡単。それになにより、僕が撮ったより映りがいい。

で、これをかわりに載せることにした。
11・11反原発100万人大占拠ワンカットウォーク 
http://www.youtube.com/watch?v=nBiH7pN47-s&feature=youtu.be

この抗議行動の参加者数について、毎日新聞は主催者発表の「10万人」、朝日新聞は警察発表の「7千人」を出した。10万と7千では、ずいぶんイメージがちがう。

これはもうまぎれもない「政治」だ。そう主導権争い、ヘゲモニー奪取の物語。そうは意識しなくても、人はこの物語に影響を受け、人は否応なく政治の世界に駆り出されるのだ。

原発を駆動させるエネルギー源は原発の「安全神話」という物語にある。人はこの原発物語を信じたり、信じたふりをすることで、原発の存在をゆるしてきたのだ。

政治で思い出したけど、ぼくは石原慎太郎が都知事を辞め、「太陽の党」なるもので国政に出ようというのは、この間の反原発運動の高まりへの反動とみている。

ほら石原って、小説家という物語作者だよね。尖閣諸島(この島を実効支配しているのは数100頭いるヤギである!)をめぐる彼の一連の騒ぎも、この動きと同じだ。

国内危機を他国が悪いと国外へ危機感を振り向けるもの。そう排外主義というもの。ほんとうは国内に問題があるのに、その要因を外国及び外国人にある、とするもの。

人には自分の「影」を他人に「投影」する自我機能を宿している。魔女狩りね。それを石原や石原のような人たちは利用するのだ。

国内危機を他国に転化するのは、石原だけではなく、どこの国の権力者も利用する常套手段ではある。

まあ、もし「石原太陽」が輝くならば、日本の空には軍事と原発推進の暗雲がたちこめることはまちがいあるまい。これは想念上の「暗雲」ではなく、戦争と原発がリンクしたとき必然的に起こるものだ。そう、核爆発による物理的な作用によって起こる暗雲である。


 

 

 


 

 

2012年11月11日日曜日

きょうは11.11。 霞が関・永田町へ反原発ピクニック・ツアーにでかけよっと。

 

11.11反原発1000000人大占拠


 

【日時】2012年11月11日(日)15:00〜19:00
※悪天候の場合は中止。※予定は変更する場合もございます。HPにて詳細ご確認をお願いします。

★15:00〜19:00 国会周辺並びに周辺省庁での抗議・占拠
首相官邸前/経産省前/文科省前などにも抗議エリアを設けます。
★17:00〜19:00 国会正門前大集会
【主催】首都圏反原発連合 -Metropolitan coalition against nukes-
【協力】さようなら原発1000万人アクション/原発をなくす全国連絡会/脱原発世界会議/経産省前テントひろば

▼「11.11反原発1000000人大占拠」プログラムと地図

画像をクリックすると拡大して表示されます。
抗議エリアマップ

 ★抗議エリア
国会前抗議 呼びかけ:首都圏反原発連合
官邸前抗議 呼びかけ:首都圏反原発連合
経産省前抗議 呼びかけ:火炎瓶テツと仲間たち
文科省前抗議 呼びかけ:脱原発国民の会
財務省前抗議 呼びかけ:ZENKO(平和と民主主義をめざす全国交歓会)
外務省前抗議 呼びかけ:ZENKO(平和と民主主義をめざす全国交歓会)
厚生労働省前抗議 呼びかけ:原発をなくす全国連絡会有志
東電前抗議 呼びかけ:原発をなくす全国連絡会有志
Jパワー前抗議 呼びかけ:原子力規制委員会を監視する有志市民★催し
経産省前テントひろば うたや踊りなど

▼「11.11反原発1000000人大占拠」トイレ&コンビニマップ

画像をクリックすると拡大して表示されます。


 セブンイレブンでネットプリントが可能です。 ネットプリント番号:17428528(期限:11/14まで)
※国会正門付近は17:30以降使用できる箇所が少なくなりますのでお気をつけ下さい。
それ以外のエリアについても往来の混雑が予想されますので、予めご了承をお願いします。

▼国会正門前大集会(17:00~19:00)

司会:千葉麗子
スピーチ:(順不同・敬称略)
民主党 大河原雅子 参議院議員
国民の生活が第一 姫井由美子 参議院議員
日本共産党 志位和夫 衆議院議員
社会民主党  福島瑞穂 参議院議員
新党きづな  中後淳 衆議院議員
減税日本  小林興起 衆議院議員
新党大地・真民主 平山誠 参議院議員
新党日本 田中康夫 衆議院議員
無所属 亀井静香 衆議院議員
みんなの党 川田龍平 参院議員
鎌田慧(さようなら原発1000万人アクション/ルポライター)
落合恵子(さようなら原発1000万人アクション/作家)
吉岡達也(脱原発世界会議/ピースボート代表)
伊藤達也(原発なくす全国連絡会)
渕上太郎(経産省前テントひろば代表)
飯田哲也(環境エネルギー政策研究所 所長)
湯川れい子(音楽評論家)
藤波心(タレント)
山川健一(小説家/東北芸術工科大学教授)
坂本龍一(ミュージシャン) ※録音メッセージ
津田大介(メディア・アクティビスト)
松原広美(サーフライダー・ファウンデーション・ジャパン事務局長)
竹内昌義(建築家/みかんぐみ)
宇都宮健児(元 日本弁護士連合会 会長)

*15:00~17:00前段集会あり。音楽や参加者のスピーチなど。ご参加ください!

▼注意事項

●雨天の場合は雨具(なるべく合羽)のご用意をお願いします。
●予定は変更する場合もありますので、HPでご確認をお願いします。
●あくまで非暴力直接行動として呼びかけられたものです。その趣旨を十分にご理解頂きご参加いただきますよう、宜しくお願い致します。
●反原発・脱原発というテーマと関係のない特定の政治的テーマに関する旗やのぼり、プラカード等はご遠慮ください。詳しくはこちら→http://coalitionagainstnukes.jp/?p=789
●特定の団体や宗教団体による参加者への勧誘に準ずる行為はご遠慮ください。
●現場が混雑が予想されるため、ビラ配布や署名集め等は終了後の19:00以降にお願いします。
●スタッフの誘導にしたがって動いて下さいますようご協力お願いします。
●その他、基本的に主催者の指示に従っていただきますようあらかじめご了承お願いたします。

▼告知協力のおねがい

↓以下の「ツイート」ボタンで情報拡散にご協力下さい↓



ツイート文:【予定変更あり!11.11反原発1000000人大占拠】11/11(日)13時〜のデモは中止、15時〜19時の首相官邸前、国会議事堂周辺をはじめとする永田町・霞が関一帯の大規模占拠抗議行動は決行!全国から結集を!ツイートボタンで拡散を!→ http://coalitionagainstnukes.jp/?p=1275


※以上はhttp://coalitionagainstnukes.jp/?p=1275より転載しました。(秋場龍一)

2012年11月6日火曜日

都の公園使用禁止と石原慎太郎「最後の誤方向」。11日、デモはないけど占拠はあるぞ!

国政に復帰する「最後のご奉公だ」と、唐突に都知事の職をほっぽり投げた石原慎太郎だけど、ぼくには「最後の誤方向」と聞こえた。

結局、石原の知事として「最後のご奉公」は、原発に反対する集会とデモの弾圧だった。ほんとこの男、最後まで誤方向だったよな。

東京都は11日に予定された日比谷公園の反原発集会の使用を認めず、また東京地裁、東京高裁も集会主催者の申し立て及び抗告を棄却した。

行政と司法がつるんで市民の最低限の権利を踏みにじったわけだ。いまどき、集会とデモをさせないなんて、いったいどんな国、どんな都市なんだろう。

集会・結社・言論の自由があって民主主義というものは担保されるのだが、民主主義を破壊しても死守したいものが「彼ら」にはあるんだね。

彼らは金儲けと核武装のためなら、民主主義はおろか、人の生命から地球の破壊まで何とも思わないんだ。

でも、彼らの本音は、昂揚する市民の反原発行動が恐くてしょうがないのだ。だから、公園を貸さないというイチャモンをつけて止めさせようとする。

あのさ、ほんとに恐いのは原発なんだよ。放射能なんだよ。なぜ、こんなに誰でもわかることが彼らはわかんないのかね。

まあ石原さん、国政はもういいから、これが最後の誤方向ということで。「たちあがるな慎太郎」という市民の声、聞こえませんか?


 
 
【重要なお知らせ】


首都圏反原発連合では、「11.11 反原発 1000000 人大占拠」の開催に当たり、日比谷公園集合/出発のデモを予定しておりましたが、東京都が公園の使用を認めず、デモ申請を行うことができない事態となっておりました。
11
2日の東京地方裁判所の申し立て棄却をうけ東京高等裁判所への抗告をしておりましたが、本日棄却となりました。
この結果は市民の権利を奪い、表現の自由を侵害するものです。今回の決定をうけ当初予定していた「11.11反原発1000000大占拠」における13時から予定しておりました請願デモについては中止せざるを得なくなりました。ただし、15時からの首相官邸前、国会議事堂周辺をはじめとする永田町・霞が関一帯の抗議行動については開催いたします。
来る1111()、首相官邸前、国会議事堂周辺をはじめとする永田町・霞が関一帯で、未だかつてない超大規模大占拠!
首都圏のみならず、全国から結集を!!!

日時等詳細をアップしました。ご確認をお願いします!

【日時】20121111日(日)15:0019:00
悪天候の場合は中止。予定は変更する場合もございます。HPにて詳細ご確認をお願いします。

13:00〜 国会&霞ヶ関周辺デモ(予定)
現在調整中です。決定次第ちらし、HPにてお知らせいたします。
待ち合わせ:日比谷公園付近(予定)
千代田線・日比谷線「霞ヶ関駅」C1出口より 200m、丸の内線「霞ヶ関駅」B2出口より300m
都営三田線「内幸門駅」A7出口より150my

15:0019:00 国会周辺並びに周辺省庁での抗議・占拠
首相官邸前/経産省前/文科省前などにも抗議エリアを設けます。
17:0019:00 国会正門前大集会
【主催】首都圏反原発連合 -Metropolitan coalition against nukes-
【協力】さようなら原発1000万人アクション/原発をなくす全国連絡会/脱原発世界会議/経産省前テントひろば

 

2012年11月1日木曜日

11.11首都中枢、超大規模大占拠! 「100時間、100万人のお座り」でリアルに脱原発! 

リアルにどうすれば原発は止まるのか? 
 
きわめて現実的に考えたとき、それはケースのどちらかが起きたときだろう。
 
ケースは、またふたたび大規模な原発事故が起きた場合。このケースは、すくなくとも日本という国家は消滅、可能性として北半球の生物圏(もちろん地球全域に被害は及ぶだろう)が壊滅する確率が高く、とうぜん原発は動かない。
 
ケースは、100万規模の圧倒的な人たちが首都中枢に集まり占拠すること。そして政府にすべての原子力施設の廃絶を要求する。

もちろん、この要求を政府や政府を懐柔する原子力ムラはおいそれと認めないだろうから、認めるまでそこを占拠しつづける。

そしてこれを4日間ほどつづければ、確実に政府は要求を認めるだろう。そう、これで日本のすべての原子力施設は廃絶される。さらに、日本の滅亡、地球規模の滅亡からも救われるのである。
 
もしかしたら、「占拠」が過激だとびびる人がいるかもしれない。いや、占拠なんて、おおげさに思わなくていい。東京の霞が関や永田町の道で、ちょっと立ち止まればいいのだ。
 
ずっと立っているのも疲れるので、そこに座ればいい。そう、お座り。これ、ぜんぜん過激でもなんでもないでしょ。まして武力でも暴力でもない。いたって、おだやかな振る舞い。
 
このお座りをたった3、4日、100万人がつづければ原発はなくなる。たったこれだけで、日本はおろか世界が救われる。そう、「100時間、100万人のお座り」が世界を救うのだ。
 
仮に日本で原発はなくなっても、世界中には400基以上の原発があるので、世界が救われることはない、と思う人もいるだろう。とうぜんだ。

だが、もし日本の原発がすべて止まるということになれば、脱原発の潮流は世界中で一気に大きくなることはまちがいない。
 
そこで日本は、脱原発廃炉技術と再生可能エネルギー技術で世界を原子力災害の破滅から救えばいい。もちろん、大きなビジネスチャンスになる。
 
東芝、日立、三菱の原発メーカー経営者のみなさん、ビジネスの話ですが、原発を売るより、こっちのほうが儲かりまっせ。それに後ろめたい気持ちで原発売るより、こっちを売ったほうが精神衛生的にもいいですよ。

(筆者が原発メーカーのビジネスチャンスや精神衛生を考えることもないのだけど)
 
ケースA、ケースB、どちらの場合でも、原子力ムラは廃村するが、ケースBはムラビトも、原発推進派も、東電および全国の電力会社の社員も、身の破滅から救われることになる。
 
「100時間、100万人のお座り」は、たましいを悪魔に売った人たちも救う、魔法のお座りなのです。
 
さてさて、原発が止まるのは、ケース、ケース、どちらが先でしょう……。
 



 
来る11月11日(日)、
首相官邸前、国会議事堂周辺をはじめとする永田町・霞が関一帯で、
未だかつてない超大規模大占拠!首都圏のみならず、全国から結集を!!!
▼日時等詳細をアップしました。ご確認をお願いします!

【日時】2012年11月11日(日)13:00〜19:00(予定)
※悪天候の場合は中止。

※予定は変更する場合もございます。
HPにて詳細ご確認をお願いします。
★13:00〜 国会&霞ヶ関周辺デモ(予定)
※現在調整中です。決定次第ちらし、HPにてお知らせいたします。
待ち合わせ:日比谷公園付近(予定)
千代田線・日比谷線「霞ヶ関駅」C1出口より 200m、丸の内線「霞ヶ関駅」B2出口より300m、
都営三田線「内幸門駅」A7出口より150m


★15:00〜19:00 国会周辺並びに周辺省庁での抗議・占拠
首相官邸前/経産省前/文科省前などにも抗議エリアを設けます。
★17:00〜19:00 国会正門前大集会
【主催】首都圏反原発連合 -Metropolitan coalition against nukes-
【協力】さようなら原発1000万人アクション/原発をなくす全国連絡会/脱原発世界会議/経産省前テントひろば

呼びかけ:首都圏反原発連合有志
http://coalitionagainstnukes.jp/?p=1275