2013年9月28日土曜日

「解雇特区」の次は「放射線量無制限特区」をつくるって言いだすぞ

会社は従業員を自由に好き勝手に解雇でき、労働時間の制限もなく、残業代も払わず、有期契約で5年超働けば無期限契約に転換できる権利をなくすなど、労働者をまるで奴隷のようにこきつかえる、というブラック企業が泣いてよろこぶような「特区」の新設を政府が検討している(でもこれはいくらなんでもムチャだと厚労大臣が難色を示すが……)。

この「解雇特区」、政府の「国家戦略特区」構想の一環だけど、よくもまあこれほどおぞましいことを考えられるものだと驚いてしまうが、実に安倍政権の本心が透けて見える。

また、この「解雇特区」と同じような「チャレンジ特区」を大阪府と大阪市は政府に提案しているが、橋下徹大阪市長率いる日本維新の会がどういう政党であるのかもよくわかる。

で、安倍首相はこの調子でいくと、そのうちきっと「放射線量無制限特区」なるものを構想するにちがいない、とふと想ったのだ。

「1ミリとか、20ミリとか、100ミリとか、そんなみみっちい制限は致しません。私の政府は、放射線を完全無制限に放出できる特区を世界に先駆けて創設いたします」

なんて、世界に向かって演説するんだから。

いや、いくらなんでも、それはないんじゃないの、と考える人はあまい。

だって、「汚染水完全ブロック」とか、「日本の原発は世界に貢献している」とか、世界に向かって真顔で演説してしまった人だよ。

常人の域を超えちゃってるんだもん、この人ならこんなこと言っても驚かないよ。

 

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