「汚染水の影響は湾内の0.3平方キロメートル以内の範囲で完全にブロックされている」と述べ、さらに「福島への風評被害を払拭していきたい」とも語った。
もうこの人を、現代版「裸の王様」にするしかない。
だって、誰一人として(たぶんすべての自民党員も昭恵夫人すら)信じてないことを、公然と口にするんだから。しかも、一度ならず、二度までも。
さらに「福島への風評被害」とも言う始末。この発言を聞いて怒らない福島の人っていないだろう。
「風評」とすることで、さも「実害」はないかのように印象づけるのだ。しかも、実害がないとは言ってない、と逃げることもできる。
「1日あたりセシウムが300億ベクレル、ストロンチウムが300億ベクレルの計600億ベクレルが外洋に流出し続けている」(青山道夫気象庁気象研究所主任研究官)という海洋化学専門家の試算には、まったく眼もくれない。
だいたい、東電の技術顧問であるフェローが「コントロールできていない」って明言している。
世界中の人から、「認知情報処理に問題を抱えている」とか「頭に障害がある」とか「大ウソツキ」とか、と思われようが、汚染水は湾内に完全ブロックされていなくてはならないのである。
だって、何が何でもオリンピックを東京でやんなくちゃいけないんだもん、ね。
いまになって「あれはまちがいで、実は外洋にだだ漏れしてます」なんて言おうものなら、せっかく決まった「東京開催」が「無効」という事態になろうともかぎらないから。
五輪開催を決定するIOC総会で首相は「(汚染水の)状況はコントロールされており、東京にダメージは与えない」と語った。
だけど実態は「まったく汚染水はコントロールされておらず、地球環境にダメージを与え続けている」のだ。
この「完全ブロック発言」、安倍政権の致命傷となるかもしれない。
スポーツの至高体験
(ピークエクスペリエンス、ゾーン、フロー)
著 ● 秋 場 龍 一
ピークエクスペリエンスの大きな特徴は、
世界を二分する境界線が消えることだ。
合一体験というのは、自他の融合であって、
この「他」というのは、
人間だけではなく、森羅万象のすべて。
僕たちは日常的に五感六感を使って、
激しい選択をしながら自分の感覚をはたらかせ、
情報を常に編集している。
その編集作業の手を休めて、
編集する人がいなくなるときがある。
カルロス・カスタネダの本に、
世界を止めるという概念がある。
ストッピング・ザ・ワールド。
それが一種のピークエクスペリエンスを生む――。
(本書より抜粋「吉福伸逸インタビュー」)
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