毎日新聞やNHKなどで報道されたようだけど、ほんときのうまでまったく知らなかった。
南部クリーンセンター(南増尾)は我家からクルマで5分、歩いても20分くらいのところにある。工場の周囲は広い公園になっており、原発事故前は犬の散歩でよく利用していた。
事故後、線量を測ると0.5マイクロシーベルト以上のポイントがいくつもあって、子ども連れの人に「けっこう高いですよ」と線量計を見せた覚えがある。
で、この工場、放射性物質を貯めているんだよね。
【引用開始】
市は「爆発時、数人の職員は中央制御室にいて、爆発のあった場所は無人だった。外部への放射能の影響もない」としている。周辺住民には29日に回覧板で通知しており、1日には住民代表らに原因と対策について説明する。市は「早急に操業を再開したい」としている。(『毎日新聞』清掃工場:爆発で焼却停止 放射性物質飛散せず 千葉・柏 2013年11月01日 07時30分)
【引用終了】
おいおい、22日に爆発事故があって、それから7日後に回覧板で通知って、どれだけ遅いんだよ。しかも、回覧板かい! これなら江戸時代のほうが早いだろ。
さらに、この事故が毎日新聞のウェブで報道されたのは11月1日だ。
市は爆発で放射性物質を含んだ灰が飛び散ったが、外部には飛散していないという。
だが、たとえ外部へ漏出していなくても、この工場にはかなりの放射性物質が貯めこまれているわけで、ことの重大性を考えればすぐ住民に広報するべきだろう。
でも、これって、柏市だけの特異なケースではないよね。
福島を中心に東北・関東・北陸・信越・中部など放射能汚染された地域は、除染などで集めた土・埃、ガレキ、枯葉・雑草・剪定樹木などに含まれた放射性物質が貯蔵されている清掃工場や施設がいくつもある。
もしこれらの場所で、何らかの事故や事件、災害等が発生すると、大量の放射性物質が環境に放出する危険性があるわけだ。
除染といっても、放射能が消えるわけではなく、それを特定の場所に集めたにすぎない。
そして、その場所が、あらたな危険ゾーンとなるわけだ。
今回の柏市の例であきらかになったように、その安全管理や広報態勢は甘いというかずさんそのものだ。
一家に一台線量計持って、住民みずから常時監視しないと、知らないうちに大量被曝なんてことも十分に考えられる。
いやいや、ほんととんでもない時代になったもんだ……。
*「真実を探すブログ」http://saigaijyouhou.com/blog-entry-1139.html
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