この「私」とは、東大医学部付属病院放射線科准教授の中川恵一である。
そう多くの人から、「御用」って札をつけられた、あの御方である。
その御仁みずから、共著書(『低線量被曝のモラル』)でこう述べたのだ。
3・11の福島原発事故から数か月あまり、主に東大や東工大の放射線の専門家と称する学者がテレビに登場しては、「ただちに健康への影響はない」「子供は外で遊ばせても大丈夫」「放射能よりタバコのほうが危険」などと公言していたが、その裏ではこのありさまだったのだ。
事故当時、当時の官房長官をはじめ政治家の家族が関西や外国に避難した、といううわさが飛び交ったが、すくなくとも東大の放射線医療の何人もの研究医たちは、事故後真っ先に妻子を避難させていたことは事実だったのである。
この切迫した危機的事態を知らぬは、テレビの前で彼ら専門家のことばを信じた庶民ばかり。
この『低線量被曝のモラル』(河出書房新社)は、中川をはじめ児玉龍彦や島薗進など東大教員6名の共著である。
例によって中川は、本書でも問題発言を連発しており、他の共著者からもその「問題」を指摘されている。
なかでも共著者の一人である影浦峡(情報媒体論、言語メディア論専攻)は、中川の偽りのレトリックを痛快にあばく。
しかしそれにしても、つぎの中川の発言は聞き捨てならない。
「われわれにとっての被曝の問題とは、がんが増える可能性があるということだけです」
こんなことばが放射線専門医から発せられるというのは、もう「問題」を超えて「犯罪」の領域ではないだろうか。
ところで中川さん、『低線量被曝のモラル』って、「モラル」の意味をご存じ?
6 件のコメント:
本当に腹立たしい話です。
この人達に人の心はあるのでしょうか?
良心はあるのでしょうか?
当時、専門家の知識を信用し行動していた人達に対する後ろめたい気持ちはあるのでしょうか?
私は絶対に許さない。
>「われわれにとっての被曝の問題とは、がんが増える可能性があるということだけです」
とは、まともな学者の言葉でしょうか?
放射能を身体に取り込むと、ただちに精神がネガティブに傾きます。日本人全員の精神が一斉にネガティブに傾くのですから、その事による影響だけでも、社会的、文化的、経済的に甚大なものになるはずです。
健康に対する影響も、もっと精神的な面に目を向け、全人格的に考えるべきだと思います。
当時政財界の家族避難が話題になりました。
改めて、全政党の議員、少なくとも民主の当時の閣僚と現政権の閣僚に聞いて欲しいですね
国会で、
当時あなたの家族はどこに居ましたか。
避難しましたか?と。
戦争をの危機を煽り勇ましい言葉を語る人の家族は決して戦地に行かない。
アベのおじさんがよい例です。
成る程…家族ですか…
それで、思い出した事が有ります…
かつて、中性洗剤の毒性が問題になっていた頃、母が近所の国立大学の教授に安全かどうかと尋ねました。
教授は『その質問には答えられない。ただ、家族には絶対に使わせない』と答えたとか…。
私のプログmatuchan.blog.ocn.ne.jpOCNのブログ人に転載させて頂きました。御許可をお願い申し上げます。何卒よろしくお願い申し上げます。
何なんですかこれ飽きれてしまいます 東電社員と一緒自分達ファミリーだけ安全なら他人はどうなろうと関係ないんですか 皆様の云うとうりです 畳の上で死ねないぞ
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