この書き出しはこうだ。
この検出されたセシウムのほかにも、数種の放射性物質も混じっているだろう。
護岸で検出ということは、海に流出していることはまちがいない。
海洋は波があり、潮の流れがあり、この放射性物質は、やがて太平洋一帯に拡散する。
とうぜん、魚介類やクジラなど海の動物も摂り込む。
事実、すでに、たとえば太平洋沖で漁獲されたマグロから放射性物質が検出されたという情報がある。
このまま、汚染水がとめどなく海洋へ流出すると、ほんとうに日本人だけではなく、世界中の人びとが海で泳いだり、もぐったりすることができなくなり、また海産物を食べることもできなくなるだろう。
これはけっして、過言ではない。根拠のある断固とした事実だ。
そして、こんな超重大な出来事が新聞の片隅(ちなみにロト6当選番号のとなり)、ベタ記事扱いなのである。
このニュース、11年の3.11以前なら、新聞では1面巻頭ぶちぬき見出し、テレビはニュース枠だけでなく、ワイドショーでも大騒ぎしていたことだろう。
そして、世界中のメディアもこれを真っ先に伝えたはずだ。
だって、マジで地球存亡の危機なんだもの。
人は嫌なことは早く忘れたいし、慣れや風化もある。
でも、いくら人の関心がうすくなったとはいえ、この事態をベタで扱っていいわけがない。
ところでこのニュース、朝日以外のマスメディアはどんな扱いなんだろうか……。
4 件のコメント:
14日中日新聞朝刊にはこの記事はありませんでした。小さすぎて確認出来ないだけかもしれません。
「汚染水海洋放出をIAEAが勧告」の記事はありました。
コメントありがとうございます。
中日新聞はなかったみたいですか。
東京新聞が中日新聞系列なので、原発報道はしっかりやってくれると思っていましたが……。
IAEAが汚染水の海洋放出を勧告って、あまりにも露骨ですね。
ご指摘の記事は16日(本日)中日新聞朝刊2面に掲載されました。
14日にコメントしました
「IAEAが汚染水海洋放出勧告」は
「IAEAが汚染水海洋放出提言」で
提言が正しく、勧告は間違いでした。
お詫びして訂正致します。
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