東京新聞6月30日朝刊より
昨日、首相官邸前でおこなわれた「大飯原発再稼働抗議行動」に参加した。
いや、その人の数に驚いた。財務省上交差点から総理官邸前交差点にいたる道路両側の歩道は、参加者でみうごきできない。
18時30分ごろには車が通る片側3車線の2車線が参加者に解放された。交通整理の警官に「先週は1車線だったよね」と訊くと「そうです」とうなずいた。先週の1車線からきょうは2車線にひろげないと、人が多くて危険なのだ。
さらに時間を追って参加者は増え続け、車幅はじりじりとせばまり、ついには6車線の道路全部が人で埋め尽くされた。
野田政権の原発推進の暴挙に、この国の市民の怒りは燎原の火のごとくすさまじい勢いでひろがっている。300人ほどではじまった、この首相官邸前の抗議行動なのだが、週を追って参加者は増え続け、先々週1万1千、先週4万5千、そしてついに昨日の金曜には20万に達した。
ぼくは先週、このまま増えると、ここ数週間で10万を超えると書いたが、ぼくの予想なんていとも簡単に突破してしまって、その倍の20万に1週間で達した。
この間、ほぼ4、5倍のペースで激増しているけど、もしかしたら来週7月6日は100万!なんていうことも想像してしまう。
警察の参加者1万7千という発表にはびっくりした。ここまであからさまにウソをつくというのも……。これが1万7千だったら、東京ドーム満員の観客数を3千って発表するのかな、というくらいのウソである。
1982年3月21日に広島で反核集会が開かれ、そのときは20万を集めたけど、その参加者の多くは総評に組織されたものだった。
ところが、昨夜、官邸前に集まったのは、そのほとんどが組織されていない一般市民である。個人の自発的な意思で、近郊や遠方から電車を乗り継いでここまでやってきたのだ。しかも東京のこの官邸前だけではなく、大阪や名古屋など日本各地で多くの人が抗議行動に参加した。
「脱原発金曜革命」で野田政権は倒れ、日本で永久に原発が稼働しない日も近い!
1 件のコメント:
野田政権が倒れても、原発メーカー、金融、政治家(屋)、など原発で潤っている連中が居る限り、 原発が存在、稼働している限り
反対運動は続けて行きたいですね。
福島原発廃炉に40年、と言っていますけど
40年経てば 現役の研究者、労働者は居なくなります。
今年の大学入学者の中で核関係の学部への進学者は減ってきている、と言います。
つまり、40年後 原発の廃炉作業は終わっていない、携わる「人間」が居ない!
と言う事にはならないでしょうか?
使用済み燃料の保管場所も10年後にはなくなるそうですけど、これ以上使用済み燃料を増やさないためにも すぐにの停止、再稼働はやめるべきです。
原発で働いていた人達の仕事、それで持ちこたえていた自治体については、代替え発電による安定した仕事、自治体への収入の道を考えるといいと思います。
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