ネットを見ていたらつぎのようなツイッター発信の情報に眼が釘付けになった。
――私のクリニックでは甲状腺検査をしていますが、小学生以下の子供では甲状腺ホルモンのFreeT3、サイログロブリンなどが正常上限か、軽度の異常を示す人が20%くらいいます。大人はほぼ正常です。全てが原発の影響とは言えませんが、ある程度の影響を受けていると考えます。
http://twitter.com/#!/Drponchiこの情報を発信したのは川崎市の内科医院(小杉中央クリニック)の布施純郎院長だ。
このクリニックのデータだけをもってフクイチの放射線障害によるものとは確定できないだろうが、けっして看過できない。もし、川崎で20パーセントの子どもに甲状腺異常などの放射線障害が出たとなると、川崎よりはるかに高濃度な汚染エリアの福島はもちろん、東北・関東、そしてここ柏市のホットスポットエリアの子どもたちは、どれだけやばいのだろうか。
また布施院長はこんな情報も発信している。
――昨日「チェルノブイリ事故を体験した医師から学ぶ」ベラルーシ・ゴメリ州ブダ・コシェリョワのスモルニコワ・バレンチナ先生が来日され、医師らが中心に参加して勉強会が行われました。
(1)バレンチナ先生談:事故直後ゴメリ州の移住対象になった区域からブダ・コシェリョワに移住してきた子供たちに初期に出た症状
⇒不眠・鼻出血・アレルギー(皮膚の発疹)・意識消失発作などが少しずつ出始めた。鼻出血は特に放射性物質の蓄積のシグナルとして重要である。
(2)バレンチナ先生談:ベラルーシは、舗装されておらず、土埃と一緒に放射性物質が飛散する。その為、最初に影響を受けるのは、目や鼻である。(目はのちに視力障害や白内障も出現)鼻出血の原因として、直接の粘膜刺激と体内の循環系に入り血管壁が脆弱になることが考えられる。
(3)バレンチナ先生談:甲状腺は通常年2回のエコーを行う。エコー上甲状腺異常があれば、血液検査を行うようである。ただ、甲状腺の腫大がある場合、機能が正常な場合、亢進症状、低下症状がいずれも認められた。(しかし日本とは医療事情が違いのため、検査の順番変わる可能性あり)
(4)バレンチナ先生談:先天性障害1986年3月~4月に妊娠した妊婦から生まれた子供たちに多指症または欠損、四肢欠損、脊髄分離症など脊髄の異常、内反足などが出現。(移住地域在住であるないに関わらず)また、妊婦自身にも肝機能障害・高血圧などの症状が妊娠中に出現した。
(5)バレンチナ先生談:バンダジェフスキー医師は放射性物質は胎盤を通して、胎児に影響と言っている。また妊婦においては被ばく線量が高いほどリスクは増加する為、出産までは放射線核種を体外に出すことが必要。政府は妊娠中は、サナトリウムで1か月保養し、汚染のない食べ物の摂食を支援。
(6)バレンチナ先生談:事故直後の政府の対応:ベラルーシでは科学者の助言で、政策として汚染地域の子供たちには給食として3食汚染のない食事を食べさせた。ビタミン剤などを配布した。子供たちは年に数回は汚染のないサナトリウムでの保養を行うことを政策として行った。
(7)バレンチナ先生談:最初に放射生物質に影響を受けるのは目・鼻・口(声帯のがんが増加)である。それから食道・胃・腸の障害⇒血流にのり全身へ⇒血管壁の障害を引き起こす。全身の筋肉への蓄積は特に心筋では不整脈を起こす。また放射性物質の肺への吸入で最初の年、男性に肺癌が増加した。(終)
http://twitter.com/#!/Drponchiこのなかでぼくがもっとも気がかりなのが、(1)の「子供たちに初期に出た症状」として「鼻出血は特に放射性物質の蓄積のシグナルとして重要である」というところだ。
じつは5月半ば、ぼくの妻が自宅で鼻血を出したのだ。妻は子どものころ以外、鼻血など経験していない。
この妻に鼻血が出たころ、口内炎が口内の左下部にでき、それがどんどん大きくなって咽までひろがり、咽がものすごく痛くて、食事ができなかった。うどんも飲みこめないほどの痛さだという。そしてこの口内炎はなかなか治まらず、結局治ったのは発症してから2週間が過ぎていた。こんなひどい口内炎は初めてのことだ。
それと妻は3週間ほど前にとつぜん激しい不整脈になり病院で検査を受けた。診断の結果、心臓の器質的な疾患はないということだったけれど、これもはっきりとした原因がわからない。妻はこれまで一度も不整脈になったことはない。またこのときの検査で肝機能の数値が正常値を超えていた。
いずれの症状も、上記のバレンチナ先生の話と符合する。いまのところ鼻血はなく、不整脈もおさまってはいるものの、時期もおりもおり、やはりどうしてもフクイチ被曝によるものかと想像してしまう。
もしこれが被曝による器質的症状ではないとしても、東京電力第一原子力発電所の事故は人びとに重大な精神的ストレスを与えていることにはちがいない。心身症というものもあるが、多くの病の原因は心が先か身が先か、なかなか特定できないものだ。
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