今回の選挙では争点、論点が「経済」にフォーカスされたきらいがある。そう、アベノミクスの甘いエサに多くの日本人は食いついたわけだ。
ところがその甘いエサには、とんだ劇薬が忍び込ませてある。憲法改悪、TPP推進、そして原発再稼働である。
これらの「劇薬」に、多くの日本人は拒否反応を示すだろう。なぜなら、この劇薬は自分たちの自由を奪い、軍事侵略を推し進め、グローバル資本の植民地とされ、そして放射能汚染の拡大という作用があるからだ。
これは身心に、さらに本能にも激しく作用する。
かくして、政権と民意はぎゅうぎゅうにねじれる。「民政ねじれ」の拡大だ。
「国会政治」と「街場政治」という明確な峻別が起こり、ここに超高温の摩擦熱が発生する。国会で安倍政権は主導権を握るが、街場ではそうはいかないからだ。
地球温暖化ならぬ、日本列島激熱化である。どちらがこの熱に溶かされるのか、これからおおよそ3年でそれは決する。
そしてそれは日本及び地球上に、生物が生息できるか否かを問う正念場でもある。
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