もう原発事故などまるでなかったような雰囲気だけど……
きょうは雨模様ですが、昨日まではポカポカ陽気で広い公園に行くと、子供たちや親子連れが楽しそうに遊んでいました。柏の地元の公園に行くと、芝生で平気で寝転がったり。ぼくはその親たちに、かなりの驚きを覚えるのですが、きっと放射能の影響なんてあまり考えていないのでしょう。
きっと、テレビに出てくる者が発する「ただちに健康への影響はありません」という言葉を信じているのか、すがっているのかしているのでしょう。
いっぽう、用心深い人はすでに300キロ圏外や700キロ圏外に避難しています。そこまで避難するのは、どうかとも考えるところですが、まあ後者のほうがまっとうな考えだろう思います。ぼくがどちらに親の愛情を感じるのかといえば後者です。
まあ、この考えがまっとうであることは今後数年してからでないとわかりませんが。それが「まっとうでない」ことをもちろん願うのですが……。
被ばくは外部と内部から受けた放射線量をすべて足さないといけないのです。だから病院で受けるレントゲン検査とはまったくその受けた量が違うのです。
レントゲン検査と原発事故で汚染される放射線とを比較するのはまやかしです。
レントゲン検査するのは、ふつう数カ月か数年に1回のことです。1日8時間365日レントゲンを受けることはないですが、環境にまき散らされた放射線は四六時中、私たちの身体をむしばむのです。たとえば1日8時間365日レントゲンを受ければ、身体にどんな障害がでるだろうぐらいのことはだれにでも想像できるものです。
大気から風呂のお湯から皮膚にあび、吸い、また水を魚を肉を野菜から取り込んだ放射線の量をすべて積算しなくてはならないのです。
ここのところ、テレビも新聞も、選挙カーが走り回る街の雰囲気も、まるで原発事故などなかったかのような様相ですが、これまで大気や海洋の放出された放射性物質の影響を思うだけでも気が重いのに、それよりもまだ最悪の事態から脱出していない現状、そしてこの原発事故の影響は日本にとってはかりしれないダメージをあたえることを考えると絶望的な気分になります。
まあ、それでもせめて子供だけは救わなくてはと思って、このブログをつづけます。
何度もしつこいようですが、子供の外出や外での遊びも極力控えるようにしてください。我が家には子供はいませんが、もしいるとしたら即、最低700キロ圏外に避難します。疎開ですね。もちろん学校や幼稚園、保育所などにはいかせません。
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