3.11地震の余震とみられる震度6強の大地震が昨夜(4.7午後11時半ごろ)に宮城沖でありました。
そのために、太平洋岸にある原子力施設の電源が止まり、「あわや‼」という事態になりかけたようです。以下はNHKのインターネット・ニュースからの抜粋です。
青森県の東通原子力発電所では、地震に伴って一時外部電源がすべて遮断され、非常用のディーゼル発電機に切り替わりました。東通原発は、定期検査中ですべての燃料が使用済み燃料プールで保管されていて、その冷却に影響はないということです。また六ヶ所村の再処理工場では、同じく外部電源が遮断され、非常用のディーゼル発電機で電気の供給が行われているということです。宮城県の女川原子力発電所では、外部電源が1系統を残して遮断され、現在、この1系統で原子炉の冷却を続けているということです。一時、3基の使用済み燃料プールで冷却が止まりましたが、これまでに再開しているということです。
どうでしょうか? 筆者は危機一髪で難を逃れたとみています。とりわけ六ヶ所村の再処理工場には地球上の全人類を何度も殺するほどのプルトニウムが貯蔵されています。
この「危機一髪」というのは、人類が滅亡するかどうかのレベルの危機なのです。それを日本人がやってしまうのです。なんと恐ろしいことでしょうか。
この事態は小説や映画のフィクションの話ではありません。実存的なきわめてリアルなことなのです。
いっぽう福島第一原発の30キロ圏外に放射性物質で高汚染された地点があります。福島県浪江町や飯館村などです。これらの地域はチェルノブイリ原発事故で「強制移住」になった地域よりも高い濃度のセシウムがあり、飯館村の最高値はそのなんと4倍もあるのです。
政府は30キロ圏外も避難指示を「検討」すると、なんともはや犯罪的にのんびりとした対応をしています。ここには成長期の子供や妊婦がいまも住んでいることが報じられています。
まったく、信じられない対応です。こうしているあいだにも、どんどん被ばく量は積み重なり、甲状腺がんや白血病などのリスクがたかまっているのです。
政府の「避難指示」が出るまで待つ必要はまったくありません。ただちに、一刻も早く高汚染地域から脱出してください。
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