2012年1月1日日曜日

ことし3.11に100万人で東電、経産省、国会を取り囲み、すべての原発を廃棄しよう!

【ただちに危険だ! 原発通信】№32

2012年は人類史にとってターニングポイントになるだろう。ことし日本の原発を廃棄するかどうかによって、人類は生き延びるかどうかが決まる。

昨年3.11の東京電力福島第一原発事故によって、農民が自殺に追い込まれ、15万人が避難生活を余儀なくされ、福島や東北・関東は放射能汚染され、数千万人の住民が被曝し、大地や海が汚染され食べものが毒となった。

さらにわれわれは、やがて生じるかもしれない健康被害におびえる。これから数年後、数10年後、いったいどれだけの人びとが、この事故による被曝で病と死をまねくのだろうか。ちなみに、欧州議会に設けられた欧州放射線リスク委員会(ECRR)は、「2061年までに福島原発の半径200キロ圏内で417000件のがんが発症する」という予測を出している。

そしていまも、あの一連の原発大爆発を上回る危機がある。大地震があれば、無防備なフクイチの1号機から4号機まで、ひとたまりもなく崩壊し再臨界の悪夢が現実となるだろう。

そんなとき、日本政府・野田政権は昨年12月に「事故収束宣言」なるものを発した。そう、彼らは「宣言」することで、国民の原発事故への関心をそらせ、一刻も早く幕を引きたいのだ。なぜか。原発を再稼働させたいからにきまっているじゃないか。

原子力ムラと称せられる原発利権集団は、たとえ福島を、東北・関東を、日本列島を、いや地球を放射能まみれにしても、自分たちの利権を欲するのだ。自分たちも被曝からまぬがれることができないのに、それでも彼らはあくなき利権を求める。そういう人間が存在することは信じられないことなのだけれど、しかし事実として実在する。

地球が誕生した46億年前、生物の生命に有害な放射線(宇宙線)がこの惑星に降り注いでいた。それから数10億年の膨大な時間を要して地球磁場やオゾン層が形成されることで、放射線をふせぐことが可能となり生物が生きていける環境となる。

放射線からのがれることが、生命活動の絶対条件である――。

これがわれわれ地球環境に生息する人類の原初の教えなのだ。放射線と生命とは、「死と生」という対極の関係にある。この関係を「宇宙のオキテ」とよんでもいいだろう。この絶対的なオキテを破ったとき、地球に生命が存在できなくなる。

そして、そのオキテを人類は核エネルギーを開発することで破った。原爆をつくり、原爆と同じ原理で動く原発によって、地球を何十回と破壊する放射能を生みだしてしまったのだ。

原発運転以来、膨大な核廃棄物を生み出し、この「死のゴミ」が無害になるまで10万年を要する。われわれはたった数10年の電気エネルギーを得るために、10万年後の人類や生物にまで危機的影響をあたえるのだ。

しかも、これは原発を「安全に運転」できたとしても、である。ひとたび事故を起こし、原子炉が破壊されれば、もうわれわれは放射能というものをまったく制御できない。チェルノブイリ事故から25年たったが、いまだに「収束」されていない。現在もチェルノブイリ原発では、日々3000人の職員が危機管理にあたることで、その被害の拡散を抑えている。チェルノブイリ周辺の地域はいまも住むことはできず、これからいつ安全に住めるのか、その見通しはまったくたたない。

このチェルノブイリの現状は、将来の福島や東北・関東の放射能汚染地域と重なるだろう。われわれのなしたことの罪はかぎりなく大きい。われわれは人類史、いや地球史的な罪悪を犯している。もうこれ以上の罪を重ねることがあってはならない。

野田政権は、ことし一段と明確に原発の再稼働へと舵をとることはあきらかだ。もはや政治も司法も、原発を止める、廃棄する力にはならない。われわれ一人ひとりの力を合わせることでしか、原発から脱することはできない。

では、どうすれば、脱原発は可能となるのか。簡単だ。東電、経産省、そして国会を100万人で取り囲めばいいのだ。それを10日間つづければ脱原発は達成されるし、もしそれを原発推進派と結託する権力者が拒否するなら100日つづければいいのだ。そうすれば、この国の権力構造もろとも原発は廃棄されることだろう。

ことしの311日は日曜日だ。デモと集会には最高の曜日である。ぼくは、いますべてのこころあるひとに、こう呼び掛ける。20123111446分。脱原発と人類の生存のために立ち上がろう!


1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

奴ら徹底的にぶっ叩くなら行ってやるよ
「原発はんたーい」なんてトロいことやる
家畜の行進なら興味ねー