2011年4月23日土曜日

【ただちに危険だ!原発通信】 №1

ただちに危険だ!子供を救え!

高濃度の放射能に汚染された地域に住む福島の子供たちを政府は見殺しにしている。
一刻も早く子供たちを避難させないと、近い将来、甲状腺がんや白血病が激増する可能性がきわめて高い。汚染地域に住む子供をもつ親は、政府や地方自治体の指令なんか待ってないで、ただちにそこから脱出してください。満腔からお願いします。


福島の子供が危ない!
http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/648.html

ずっと嘘だったんだぜ/斉藤和義
http://www.youtube.com/watch?v=vIGTNN51bTA

RCサクセション サマータイムブルース〜LOVE ME TENDER
http://www.youtube.com/watch?v=aJdMa1VI0do&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=_XU0Vv7on7g&feature=related

映画『東京原発』

2011年4月20日水曜日

福島原発事故に関して№13

僕と彼女の週末に、
僕と彼女に終末が訪れないことを
ただ祈りながら。


浜田省吾『僕と彼女と週末に』という曲、知ってますか。
このハマショーの曲に、「恐れを知らぬ自惚れた人は宇宙の力を悪魔に変えた」という一節があります。この「力」とは、「原子力」という力でしょう。そして、この曲はセリフが入り、こう語ります。僕と彼女は翌朝、気分が悪くてめざめ、浜辺を歩くと数え切れないほど魚が波打ち際に打ちあげられていた。そう、これは原子力発電所の事故を彷彿させます。

311日の福島原発事故から、もうすでに40日が経過しています。しかし、いっこうに私たちは予断をゆるさない状況から脱することができません。私がもっとも信頼を寄せる原子力専門家は、もういちど水蒸気爆発が起これば「破局」すると述べています。最悪の終末です。

もし、そうなると、その爆発と風向き次第で、東京および関東圏に住む、「放射能汚染なんてたいしたことない」「危険だと言っても原発は必要だろう」「ただちに健康への影響はない」……などと思っていた人までもが血相を変え、慌てふためき、群れをなして逃げだすだろう。

東京電力は、その事故の収拾工程を示したけれど、それを信じる人はあまりいない。何百名の作業員たちが、懸命の原発事故対策をやっているのにかかわらず、事態収拾のメドはたたない。「技術力のある日本人」と日本国家の総力をあげても、だ。

もう私たちははっきりと理解したはずだ。原子力、核エネルギーは、人間の手に負えない「悪魔」であることを。近代になり、人間は自然をつくりかえてきた。クルマを走らせ、飛行機を飛ばし、月に舞い降り、コンピュータを操るようになった。そしてついには、核分裂によってエネルギーを得るようになった。そう、「恐れを知らぬ自惚れた人は宇宙の力を悪魔に変えた」のだ。

人間が手をつけてはならない領域があることを神話が伝え、それを漫画家の山岸涼子が描いている。山岸は今回の原発事故を受けてネットで無料公開した。
『パエトーン』


2011年4月19日火曜日

福島原発事故に関して№12

そんなところに寝そべっているんじゃねえ

きょうは朝から雨もようの、ここ千葉県柏市です。きのうまでの数日、春の陽気にさそわれて近くの公園には子どもづれの親子が多く集まり、芝生の上でお弁当をひろげたり、寝そべったりして、一見のどかで平和な、いつもの春の光景です。
しかし、わたしのことしの春の心情は、のどかでも平和でもありません。いつもの春ではないのです。こころのなかで、「そんなところに寝そべっているんじゃねえ」とさけんでいます。ほんとは、口にだしたいのですが、なかなかそうもいきません。

なぜ、さけびたいのか。もちろん、芝生に舞い落ちた放射性物質を危惧してのことです。政府や自治体の発表では「ただちに人体に影響をあたえる放射線量ではない」かもしれませんが、そんなことばの印象を真に受けて、「安全」と安心してはいけないのです。
たとえその放射線量が微量であったとしても、放射性物質が舞い落ちた地域で住んでいるかぎり、その量は積み重なっていくのです。なので、それが微量であっても10日住めば10倍、100日住めば100倍の放射線をあびることになるかもしれないのです。微量であっても「被ばく」しているということを、くれぐれお忘れなく。

しかも、地面に落ちた放射線量は大気中で測定したものよりも圧倒的に高いのです。測定地点によっては、大気と地面では10倍の差がでています。自治体が発表している地域の測定値は大気中のものなのです。ですから、芝生の上に座ったり寝そべったりすると、大気の数倍の放射線をあびることになります。

そして、わたしが何としても訴えたいのが、子どもを放射線から守ろうということです。生長期の子どもは、おとなとくらべて数倍から数十倍も放射線に弱いのです。

放射線は眼に見えません。ただちに障害がでることも多くありません。それをいいことに、政府、東京電力、御用学者、テレビ報道などは、さも安全であるようなイメージを振りまいています。でも、彼らは絶対に「安全」とは断言していない。「ただちに健康への影響はない」と言っているにすぎないのです。「ただちに」がどれだけの時間がはっきりしませんが、「ただちに」が過ぎたときのことについては、一言も言及していないのです。

わたしはそうならないことを願いつつも、かなり危惧しているのですが、いまから数カ月から数年たって、子どもたちに甲状腺がんや白血病が増えたとき、政府、東京電力、御用学者、テレビ会社に「おまえたちは安全だと言ったじゃないか」と追及しても、彼らはすっとぼけた顔をしてこう言うでしょう。「ただちに健康への影響はないと言っただけです」「安全だなんて言った覚えはありません」――と。

▶わたしがもっとも信頼している原子力専門家である小出裕章氏(京都大学原子炉実験所助教)の意見をまとめたサイトです。
http://hiroakikoide.wordpress.com/

2011年4月11日月曜日

福島原発事故に関して№11

いま福島原発で何が起き、
これからどういうことが起きる可能性があるのか?

以上のことを専門家が一般人にもわかりやすい言葉で解説しています。
すべての日本人は、ぜひともこの動画を観ていただきたいものです。


2011年4月10日今起こっていること 小出裕章(京都大学原子炉実験所助教)
http://hiroakikoide.wordpress.com/

2011年4月9日土曜日

福島原発事故に関して№9

もう原発事故などまるでなかったような雰囲気だけど……


きょうは雨模様ですが、昨日まではポカポカ陽気で広い公園に行くと、子供たちや親子連れが楽しそうに遊んでいました。柏の地元の公園に行くと、芝生で平気で寝転がったり。ぼくはその親たちに、かなりの驚きを覚えるのですが、きっと放射能の影響なんてあまり考えていないのでしょう。

きっと、テレビに出てくる者が発する「ただちに健康への影響はありません」という言葉を信じているのか、すがっているのかしているのでしょう。

いっぽう、用心深い人はすでに300キロ圏外や700キロ圏外に避難しています。そこまで避難するのは、どうかとも考えるところですが、まあ後者のほうがまっとうな考えだろう思います。ぼくがどちらに親の愛情を感じるのかといえば後者です。

まあ、この考えがまっとうであることは今後数年してからでないとわかりませんが。それが「まっとうでない」ことをもちろん願うのですが……。


被ばくは外部と内部から受けた放射線量をすべて足さないといけないのです。だから病院で受けるレントゲン検査とはまったくその受けた量が違うのです。

レントゲン検査と原発事故で汚染される放射線とを比較するのはまやかしです。

レントゲン検査するのは、ふつう数カ月か数年に1回のことです。1日8時間365日レントゲンを受けることはないですが、環境にまき散らされた放射線は四六時中、私たちの身体をむしばむのです。たとえば1日8時間365日レントゲンを受ければ、身体にどんな障害がでるだろうぐらいのことはだれにでも想像できるものです。
大気から風呂のお湯から皮膚にあび、吸い、また水を魚を肉を野菜から取り込んだ放射線の量をすべて積算しなくてはならないのです。

ここのところ、テレビも新聞も、選挙カーが走り回る街の雰囲気も、まるで原発事故などなかったかのような様相ですが、これまで大気や海洋の放出された放射性物質の影響を思うだけでも気が重いのに、それよりもまだ最悪の事態から脱出していない現状、そしてこの原発事故の影響は日本にとってはかりしれないダメージをあたえることを考えると絶望的な気分になります。

まあ、それでもせめて子供だけは救わなくてはと思って、このブログをつづけます。
何度もしつこいようですが、子供の外出や外での遊びも極力控えるようにしてください。我が家には子供はいませんが、もしいるとしたら即、最低700キロ圏外に避難します。疎開ですね。もちろん学校や幼稚園、保育所などにはいかせません。

2011年4月8日金曜日

福島原発事故に関して№8

3.11地震の余震とみられる震度6強の大地震が昨夜(4.7午後11時半ごろ)に宮城沖でありました。
そのために、太平洋岸にある原子力施設の電源が止まり、「あわや‼」という事態になりかけたようです。以下はNHKのインターネット・ニュースからの抜粋です。

青森県の東通原子力発電所では、地震に伴って一時外部電源がすべて遮断され、非常用のディーゼル発電機に切り替わりました。東通原発は、定期検査中ですべての燃料が使用済み燃料プールで保管されていて、その冷却に影響はないということです。また六ヶ所村の再処理工場では、同じく外部電源が遮断され、非常用のディーゼル発電機で電気の供給が行われているということです。宮城県の女川原子力発電所では、外部電源が1系統を残して遮断され、現在、この1系統で原子炉の冷却を続けているということです。一時、3基の使用済み燃料プールで冷却が止まりましたが、これまでに再開しているということです。

どうでしょうか? 筆者は危機一髪で難を逃れたとみています。とりわけ六ヶ所村の再処理工場には地球上の全人類を何度も殺するほどのプルトニウムが貯蔵されています。
この「危機一髪」というのは、人類が滅亡するかどうかのレベルの危機なのです。それを日本人がやってしまうのです。なんと恐ろしいことでしょうか。
この事態は小説や映画のフィクションの話ではありません。実存的なきわめてリアルなことなのです。

いっぽう福島第一原発の30キロ圏外に放射性物質で高汚染された地点があります。福島県浪江町や飯館村などです。これらの地域はチェルノブイリ原発事故で「強制移住」になった地域よりも高い濃度のセシウムがあり、飯館村の最高値はそのなんと4倍もあるのです。
政府は30キロ圏外も避難指示を「検討」すると、なんともはや犯罪的にのんびりとした対応をしています。ここには成長期の子供や妊婦がいまも住んでいることが報じられています。
まったく、信じられない対応です。こうしているあいだにも、どんどん被ばく量は積み重なり、甲状腺がんや白血病などのリスクがたかまっているのです。
政府の「避難指示」が出るまで待つ必要はまったくありません。ただちに、一刻も早く高汚染地域から脱出してください。

2011年4月6日水曜日

福島原発事故に関して№7

【外出・避難のための情報リンク】

福島第一原発はいまだ水素爆発の可能性があります。
いつ大量の放射性物質が大気にばらまかれるか予断をゆるさない状況にあります。

放射性物質による汚染被害から身を守るための必要最低限の情報ソースを集めました。
ドイツとフランスなど海外から発信される情報源が役にたっています。
東京電力や日本政府、日本のマスメディアから有用な情報がなかなか得られないのに悲しみと憤りをおぼえるところです。

◆SPEEDI (ドイツ気象庁の放射能放出予測)
http://transport.nilu.no/products/browser/fpv_fuku?fpp=conccol_I-131_;region=Japan

◆福島第一原発周辺の風向きマップ(Google Mapsタイリング版)
http://agora.ex.nii.ac.jp/earthquake/201103-eastjapan/weather/gpv/wind/

◆全国水道の放射能濃度
http://atmc.jp/water/

◆フランスからの福島原発ニュース
http://www.francemedianews.com/

◆原子力資料情報室
http://www.cnic.jp/

2011年4月3日日曜日

福島原発事故に関して№6

いまだに福島第一原発は予断をゆるさない状況がつづいています。
放射性物質の大気への汚染、農作物や水など、人が口にするものへの汚染、さらに海への大量の汚染と事態は悪化の一途をたどり、そう信じたくはないのですが、最悪の結末も想像せざるをえない状況です。

いま私たちが最も求めるのは、この状況への正確な情報です。それを発信する責務を負うのは、東京電力であり、保安院であり、政府であり、原子力関係の専門家であり、研究者であり、マスコミのはずです。ですが、残念ながら、この国のこういった関係各所は事態がここまで切迫しているのにかかわらず、放射性物質汚染の濃度や拡散地域などを早急に報告しようとしていません。

その理由として真っ先にあげられるのが、「パニック防止」であり、「風評被害」です。

もちろん筆者もそのことを十分念頭においたうえで、こういったことを述べています。「オオカミ少年」を肝に銘じながら。

しかし、正確で迅速な情報が発信されないほうが、「パニックや風評被害」を呼び起こすものなのです。

どうも「パニック防止」や「風評被害」を逆手にとって、住民に必要な情報をだしていないのでは、と穿った見方もしてしまうほどです。ですが、いつまでもこんな情報操作のようなことをやっていると、人はそこから発信される情報を信用しなくなります。そして、ついには「逆オオカミ少年現象」となって、より大きなパニックや風評被害を呼び起こすかもしれません。

事実、私の周囲には関東圏から疎開した知人が何人かおり、また東京にとどまっているものの放射能汚染への心配から、かなりの精神的ストレスをかかえる知人もいます。

1986年に旧ソ連においてチェルノブイリ原発事故が起こり、その放射性物質の飛散範囲は全地球に拡大しました。その放射能汚染濃度地図は新聞などでも発表されています。それによりますと、チェルノブイリ原発周辺30キロ圏内を中心に、200キロから300キロエリア、また700キロ離れた高濃度汚染エリアもあります。

とうぜん、このチェルノブイリ原発事故と今回の福島原発事故とを比較するわけです。そして、こういう結論に達します。関東一円は300キロエリアにすっぽりと入る。そしてこれはヤバいと。

私はこの現状を完全なるサバイバル状態だと認識しています。できれば、みんなと一緒にサバイバルしたいと思っています。ですから、こうやって自分の確信のもてる範囲で私なりの情報を発信しているわけです。けれども、危険な地域から避難し、健康や生命にとって安全な場所を確保するのは、最終的には個人の判断だと思うのです。

そうです。300キロ圏外へ、あるいは700キロ圏外へ避難するかどうかを選択するのは、最終的には個人の判断にかかっており、個人の責任だと考えています。

私は東電や保安院、政府、原子力関係の専門家、マスコミの発表を頭から信用しません。こういったところの多くの者が、「原発は絶対に安全だ」と断言しつづけていたわけですから。もちろん判断材料にはします。ですが、どう自分が行動するのか、それは自分自身の責任においてやるということです。

私はまだ200キロ圏の千葉県柏市に居ます。ですが、もし成長期の子供が家族にいれば、120パーセント「圏外脱出」を実行していたでしょう。そう700キロ圏外へ。

今後、福島原発の状態と風向き次第で、人が半永久的に住むことのできない地域が生まれます。(ちなみに、猛毒の放射線であるプルトニウムの半減期は2万4千年です)もちろんそうならないことを祈るばかりですが、その可能性は十分にあります。

私はこの原発事故を「人類史的犯罪」と考えています。(人が半永久的に住めない地域をつくりだすという、だいそれた悪行をこう呼ぶしかありません。また、いつか機会をみて述べますが、実は原発は「安全」に運転していても、日々刻々とそうなる可能性を増大させているのです)

その犯罪の加害者は、もちろん東京電力であり、日本政府でありますが、こういった原発建設や稼働をゆるしてきた日本の社会人すべてにもあると考えます。とうぜん、私も、そのひとりです。30年間、ずっと原発に反対してきましたが、それを言い訳に責任を免れようとは思いません。

しかし、子供には何の責任もありません。そしてそんな子供たちが、より深刻な放射線被害を受けるとはなんと皮肉なことでしょう。私たちは子供を守る責務があります。できるかぎり安全な地域へ、子供と妊婦を避難させようではありませんか。心からそうお願いします。

*下記のアドレスは京大原子炉実験所の小出裕章氏の「原発の危険な話」です。チェルノブイリと福島の比較を研究者の立場から述べられています。
http://www.youtube.com/watch?v=a6sVZA1wMRU&feature=related