2012年6月30日土曜日

脱原発金曜革命!                    1万1千→4万5千→20万→100万人?

東京新聞6月30日朝刊より









昨日、首相官邸前でおこなわれた「大飯原発再稼働抗議行動」に参加した。

いや、その人の数に驚いた。財務省上交差点から総理官邸前交差点にいたる道路両側の歩道は、参加者でみうごきできない。

18時30分ごろには車が通る片側3車線の2車線が参加者に解放された。交通整理の警官に「先週は1車線だったよね」と訊くと「そうです」とうなずいた。先週の1車線からきょうは2車線にひろげないと、人が多くて危険なのだ。

さらに時間を追って参加者は増え続け、車幅はじりじりとせばまり、ついには6車線の道路全部が人で埋め尽くされた。

野田政権の原発推進の暴挙に、この国の市民の怒りは燎原の火のごとくすさまじい勢いでひろがっている。300人ほどではじまった、この首相官邸前の抗議行動なのだが、週を追って参加者は増え続け、先々週1万1千、先週4万5千、そしてついに昨日の金曜には20万に達した。

ぼくは先週、このまま増えると、ここ数週間で10万を超えると書いたが、ぼくの予想なんていとも簡単に突破してしまって、その倍の20万に1週間で達した。

この間、ほぼ4、5倍のペースで激増しているけど、もしかしたら来週7月6日は100万!なんていうことも想像してしまう。

警察の参加者1万7千という発表にはびっくりした。ここまであからさまにウソをつくというのも……。これが1万7千だったら、東京ドーム満員の観客数を3千って発表するのかな、というくらいのウソである。

1982年3月21日に広島で反核集会が開かれ、そのときは20万を集めたけど、その参加者の多くは総評に組織されたものだった。

ところが、昨夜、官邸前に集まったのは、そのほとんどが組織されていない一般市民である。個人の自発的な意思で、近郊や遠方から電車を乗り継いでここまでやってきたのだ。しかも東京のこの官邸前だけではなく、大阪や名古屋など日本各地で多くの人が抗議行動に参加した。

「脱原発金曜革命」で野田政権は倒れ、日本で永久に原発が稼働しない日も近い!


2012年6月28日木曜日

官邸前へ集まろう! 6・29は人として「正義の行動日」である


1954年6月、世界初の原子力発電所であるソ連のオブニンスク発電所が運転を開始した。それから58年たち、原発は世界各国で建設され、現在、全世界に433基の原子炉がある。

この間、小さな事故はほぼ毎日、あわや大事故というのはほぼ毎年報告され、そして大事故は「スリーマイル」「チェルノブイリ」「フクシマ」と3回を数える。

大事故の確率は約19年に1度だ。

ただし、フクシマはいまだ事故継続中であり、毎日放射性物質が環境に放出され、再臨界が疑われ、4号機にいたっては建屋が傾き、いつ倒壊して燃料プールから大量の放射物質が放出されるかもしれない。セシウムに限定しても、すでに放出された10倍の量だ。

もしそうなれば、東日本はおろか、日本列島全域、いや北半球に生存できない可能性もある。いま、震度5~6以上の地震が福島で起こると、「ぼくたちはおしまい」といってもいい。

「仏の顔も3度まで」という。つぎの4度目の大事故は、地球の生物環境の終局かもしれない。このまま原発を稼働させると、確率の専門家に計算してもらうまでもなく、すくなくともこの20年間に大事故が起こるだろう。

原発の危険性は、なにも大事故だけではない。原発がごく「正常に運転」されても、放射能汚染と被曝からは逃れられない。

まず、原発の燃料を掘り出すウラン鉱山からは大量の高線量放射性水の漏出によって周辺の環境を汚染し、地域住民にガンや流産、奇形が発生している。

また原発を運転する作業員の被曝は避けられない。原発は作業員の被曝を前提とする発電プラントなのだ。

さらに原発周辺住民は、白血病が全国平均の10倍以上多い。厚生労働省の「人口動態調査」(2009年9月15日)によれば、白血病は全国平均で人口10万人に6.0人だが、玄海原発のある佐賀県は9.2人、唐津保健所管内は16.3人、そして玄海町は61.1人である。そう、全国平均より11倍も多いのだ。

そして、原発大問題のおおとりは、使用済み燃料の「核(放射性)廃棄物処理」である。この「処理」とは、10万年安全に管理しなければならないことを意味する。つまり、ぼくたちが原発で生んだ電気エネルギーを使うことは、10万年にわたる未来の人たちへ負の遺産をのこすことになる。

その核廃棄物がたとえば2000年後、環境に放出されれば甚大な被害をおよぼすことはまちがいないだろう。2000年という歴史的時間をさかのぼれば日本列島では縄文時代である。さらに10万年後までさかのぼると、ホモ・サピエンスがアフリカを出て中東からヨーロッパに進出したころだ。

それに巨大地震は10万年となると、いったいどれだけの数起こるだろうか。ちなみに有史以来の巨大地震をまとめたチャートがネットで公開されているからご覧いただきたい。(「G-ma地震研究シリーズ/E-005世界の主な巨大地震http://homepage2.nifty.com/GmaGDW/grw/wdr/wdr005.htm

そして、10万年の耐久性のある容器など存在しない。

原発というものは、この世に存在をゆるされない「悪魔の発電プラント」である。物書きは、そうたやすく「悪魔」などと断定しない。なぜなら、世の中の「断定」を疑うことから、この仕事は始まるからだ。絶えざる相対化の試みこそが、この仕事の真価である。

だが、いくら試みても、原発が悪魔の存在である、ということを否定することができない。そして、またいくら試みても、こんな原発をなくす行為は正義である、ということも否定することができない。

ぼくは6月29日、「正義の行為」に参加する。

2012年6月24日日曜日

宇多田ヒカル「メルトダウンよりは大停電の方がまだいい」

かつてアメリカの電力自由化によってカリフォルニアで大停電になったという声に、宇多田ヒカルが「うん、でも大停電かメルトダウンかだったら私は大停電の方がまだいいや」とこたえた。

うん、まったくそのとおりだよね。宇多田はコトの本質をちゃんと理解している。

停電というのは電気というエネルギーが一時的に使えないだけのはなしで、メルトダウンというのは猛毒の放射性物質を数十年、数百年、いや数万年、環境に撒き散らすことだ。

停電はとりかえしがつき、メルトダウンはとりかえしがつかない。そもそも停電と原発のメルトダウンを比較することじたいが愚かである。

野田政権のボンクラ閣僚やファシスト橋下が、病院で手術しているときに停電になれば死者が出るなんて脅かしているけど、病院には停電をバックアップする非常用電源が設置してある。

まあ、だいたいから、日本で原発を動かさなくても、今夏電気が不足するなんてことはまずありえない。もし、不足して停電になるのなら、電力需要のピーク時の2、3時間テレビを観なければいいだけのことだ。

テレビを観れないか、メルトダウンだったら、テレビを観入れない方がぜんぜんいいもんね。

J-CASTニュース 624()1742分配信)

2012年6月22日金曜日

官邸前4万5千人の「再稼働反対デモ」にNHKは無視、テレ朝は放送。



毎週金曜日に総理官邸前でおこなわれている大飯原発再稼働反対のデモは回数を重ねるたびに激増し、きょう先週の1万1千をはるかに超える4万5千人が集まった。

この調子でいくと、ここ数週間で10万を超えるかもしれない。

一般市民の自発的な抗議行動が大きなうねりとなり、「再稼働反対」「脱原発」で政府が倒れる可能性が現実味をおびてきた。

マスコミ各社の今回のデモの報道についてチェックしたところ、NHKの夜9時のニュースはまったくノータッチ、つづく10時台のテレビ朝日のニュースステーションは、それなりの時間をとって、「4万5千人」という参加者の数字の発表や、官邸から出てきた枝野や細野にデモについてどう思うかとマイクを向けてジャーナリスト本来の姿勢を見せた。

新聞では朝日、東京、毎日の各紙が速報をだしたが、読売、産経、日経は確認できていない(22日午後11時現在)。

このあたりの報道の有無で原発にたいするメディアの姿勢がはっきりとしてきた。

それにしてもNHKはひどい。こんな偏向した「公共放送」はいらない。

こんなNHKに受信料(ぼくは「みかじめ料」と呼んでいるけど)を払うぐらいなら、ずっとネットで官邸前のようすを伝えてくれたIWJ(http://iwj.co.jp/)に払ったほうがいい。

すごい4万人を超えた! 官邸前に「再稼働反対」の超大抗議集会!

反原発で革命がおきるぞ!
この実況映像を見ろ!
       

3万人を超える! いま官邸前に「再稼働反対」のすごい数の人たちが集まってるぞ!

緊急報告!

いま22日7時過ぎ、首相官邸前に先週15日の1万1千人をはるかに超える、3万人にものぼる人たちが集まっている。

これを観ろ!
    ↓
http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5

2012年6月15日金曜日

うわー、総理官邸前に1万を超える再稼働反対の人たちが集まってる!

官邸前に1万人を超える大飯原発再稼働反対の人たちが集まって抗議行動をした。
もう燎原の火のごとく脱原発の勢いがひろがっている。
再稼働すると、革命が起きるぞ!



http://ustre.am/usAQ

オウム高橋逮捕と大飯原発再稼働決定は想定された政治的筋書き


【ただちに危険だ! 原発通信】№64


きょう15日、1995年3月の地下鉄サリン事件で特別手配され、17年間逃亡していたオウム真理教元信徒の高橋克也容疑者が東京都大田区蒲田で確保された。

「再稼働決定」をあすにひかえたきょうである。これって、多くの人が想定していたとおりの筋書きなんだよね。

そう「高橋逮捕」→「再稼働決定」という、ジャーン一大謀略的政治プロットである。これで、16日の大飯原発3、4号機の「再稼働決定発表」はまちがいないだろう。

今夜からあす土曜日のマスコミ報道は「高橋逮捕」にまつわる話題でもちきりとなり、「再稼働決定」はこのオウム逮捕劇のなかで埋没する、という魂胆である。

だけど、そうは原子力ムラがたくらむようにコトは運ばないだろう。もうみんな舞台裏を知っているからね。

消費税増税で政治生命を賭けるという野田首相だけど、そのまえに野田はもちろん、原発再稼働で民主党と自民党の政党としての生命は尽きるだろう。

だって、原発を推進する彼らの政治生命が終わってくれないと、日本国民の実存的生命が終わってしまうからね。

そうなんだよ。彼ら推進派が延命することは、ぼくら一般市民が死ぬっていうことを意味するんだもの。

原子力ムラの利権や推進派の政治生命、それにたいして1億2761万人(2012年5月現在)の生命とその生命を100万年以上にわたって受け継ぐ未来の生命とどちらが重いのか、そんなことは自明中の自明だもんね。

それにしても、推進派って1億2761万人のなかに自分や自分の家族もふくまれているっていうことを知ってのことなんだろうか。

まあ知ってても知らなくても、「馬鹿」に「すこぶる」をいくつつけても足りないことはまちがいないけど……。

2012年6月12日火曜日

なにがなんデモ!「さようなら原発10万人集会」

【ただちに危険だ! 原発通信】№63


本情報、緊急拡散お願いします。
来月7月16日に脱原発10万人集会が開催されます。
ぼくもこの集会には、なにがなんデモ参加します。

「さようなら原発10万人集会」

2012
7月16(月・海の日
会場:代々木公園 イベント広場・ケヤキ並木・サッカー場
時間:メインステージ
   12:30~  オープニングコンサート
   13:00~ メイン集会(14:00まで)
   13:30~ パレード出発(解散地点:明治公園、他)
   サブステージ
   11:0015:30ごろまで
   11:00ごろから脱原発・エネルギー関係のブースが出ます。
呼びかけ人:さようなら原発1000万人市民の会
内橋克人、大江健三郎、落合恵子、鎌田慧、坂本龍一、澤地久枝、瀬戸内寂聴、辻井喬、鶴見俊輔

2012年6月9日土曜日

大飯原発直下に活断層。地表がずれ原子炉を破壊する可能性ありと専門家が指摘

【ただちに危険だ! 原発通信】№62



大飯原発の直下に活断層がある可能性! 

こう分析したのは、変動地形学の研究者である名古屋大の鈴木康弘教授と東洋大の渡辺満久教授だ。

再稼働前に現地調査をすべきとの指摘に、関西電力は活断層ではなく、再調査の必要性はなしとした。

地形学専門家の知見に、専門家ではない電力会社がなぜそれを否定できるのか。これでは、いくら専門家がその安全性の検証をおこなっても無意味である。

この関電の姿勢は、昨年の3.11よりずっと以前から福島第一原発の危険性を指摘されていたのに、それを無視した東電とまったく同じではないか。

大飯原発の敷地内には15本の断層があるとされ、そのなかで最長のF―6断層は活断層の可能性がある。その近くに1号機から4号機が建ち、真上には3号機がある。

地震で地表がずれれば原子炉など重要施設がひっくり返ることも起きる。

関電は専門家の指摘を受け入れ、すぐに現地調査を実施すべきである。そして、再稼働を絶対するな。(参考資料「朝日新聞6月9日朝刊・デジタル版」)








2012年6月8日金曜日

本日、野田首相「再稼働」容認か!

【ただちに危険だ! 原発通信】№61


今夕、野田首相が記者会見を開き、大飯原発3、4号機の再稼働を容認する見込みだ。


震度5~6以上の地震で倒壊する危険性のあるフクイチ4号機、再臨界の可能性が高い2号機という状況のなかで、強引に原発を動かすというのだ。

野田政権は「脱原発依存」と言いつつ、原発を稼働させる。

野田首相は大飯原発再稼働にあたって「総理の責任で判断する」と言ったが、原発事故で責任なんてとれるわけがない。

細野原発大臣も枝野経産大臣も原発の運転は40年で廃炉と言ってきたが、関西電力美浜原発2号機はことし7月で40年になるが、原子力安全・保安院は10年間の運転延長を認めるという。

一般的に人間社会では、言うことと行うことが違う者を「うそつき」とよぶ。これは全人類共通の認識だろう。野田政権、野田佳彦、細野豪志、枝野幸男は天下御免のうそつきである。

うそをつくとエンマ様に舌を抜かれるということだが、彼らが死んで地獄の大王に舌を抜かれる前に、ぼくがこいつらの舌を抜いてやりたい。