2011年10月15日土曜日

【ただちに危険だ! 原発通信】№15

東京を占拠せよ!
原発をやめろ! 格差をなくせ!
10.15集会とデモ・リポート

東京を占拠せよ!(日比谷公園)


10.15オキュパイ・トウキョウ。

アラブ、ヨーロッパ、アメリカNYの歴史的なウェーブがついに東京に上陸した。

ぼくはきょう、この集会とデモに参加するというより、参加できなかった全国のみんなに向けてのリポートに徹することにした。そう、三つの集会とデモを〝はしご取材〟したのだ。

参加者は三つ合わせて400弱人というところか。率直なところ、多くはない。だけど、NYのデモが10名からはじまったことからくらべれば上々だろう。そんなことより、この集会とデモは人類史を画する偉大な変革の第一歩となる可能性をひめていることだ。もしかしたら、2011.10.15は新たな人類史のメモリアルデーとなるかもしれない。

この集会とデモはなにがあっても目にしておかなくてはならない。取材リポートしなくてはならない。などと、ぼくにしてはめずらしく固い決意などをして、強風と雨のなか東京にむかったのである。

世界中で不況と格差がひろまり、1%が利益を独占し、99%が困窮を余儀なくされている。利権構造を自由にあやつるものだけが富をむさぼり、それ以外の者は失職するか、職はあっても低賃金と過剰労働を強いられる。

それは日本も例外ではない。さらにこの国では、福島第一原発の事故により、死の灰が福島から東北、関東、北陸へ降り注ぎ、故郷や住まいを追われ、また放射能汚染におびえ、飲み水や食べものも安心して口にすることができない。

こんな状況をまねいた原発にもかかわらず、まだ原発を推進・稼働するために原子力利権集団(俗に「原子力ムラ」「原子力マフィア」とも呼ばれている)は画策している。

格差社会と原発推進は同じ構造なのだ。自分たちの利権のためなら、99%の者を奴隷のように働かせても、放射能汚染まみれにしてもなんとも思わないのだ。だから「格差をなくせ」と「原発をやめろ」は通じ合っている。

それにしても報道陣と私服のおまわりさん(公安デカと呼ぶ人もいます)の多いこと。メディアはNYデモの関連で格好の取材ソースと踏み、警察は「脱原発」と「NYデモ」の影響での市民の盛り上がりをかなり警戒しているようだ。

これは私ごとではありますが、日比谷の集会は以前フリーで仕事をしていた新聞社のすぐ前で、六本木の集会は著書デビューさせてくれた出版社のすぐ近く。いずれも15年以上も前に来た時以来のことで、懐かしかった。おまけに新宿では25年ぶりに思い出横丁を通ったし……。カンガイブカイです。

東京に着くと、激しい風雨はおさまり、絶好のデモ日和になっていた。ぼくは日比谷から六本木、そして新宿へと、三つの集会とデモのはしご取材を敢行。

地下鉄の階段を昇り降りし、新宿ではデモより先に走って、小田急ハルク前の陸橋を駆け上がってパチパチ撮影した。デモがあれは百人町あたりかな、両足に違和感があるなと思ったら、両足同時につったよ。歩きながらつったのははじめてのことだ。

取材を終えての帰宅中の山手線車内で、ふっとドアの上のモニターを観れば、「格差反対デモ」というテロップとともにデモの様子が動画で流れていた。さすが共同通信、速いですな。マスコミもこれぐらい速攻でいかないと、ツイッターやフェイスブック、ネットなどに負けてしまうものね。


日比谷公園中幸門
プレスが多い

六本木・三河台公園



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新宿・柏木公園 デモ出発直前

シュプレヒコール! 気合入ってる新宿デモ

小田急ハルク前の陸橋から





この横断幕、なんかインターナショナルっぽいね

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