2014年3月9日日曜日

ドイツのテレビ・ドキュメンタリー「フクシマの嘘」が描いた、原子力ムラに牛耳られるわが美しきニッポン


ドイツZDF 「フクシマの嘘 其の参」

http://youtu.be/m2u-9eR-hC8


30分のテレビ・ドキュメンタリーである。

この短い尺で、原発爆発以後のフクシマの実態、そして原子力ムラに思うがままコントロールされる日本という国家と国民の姿を余すことなく描写している。

そう「コントロール」されているのは汚染水ではなく、ぼくたち日本人のマインドなんだ。

安倍晋三とそのエピゴーネン、原子力ムラの住人、そして東電にとって、汚染水をコントロールするより、日本人をコントロールするほうがたやすいとふんでいるのだ。

ぼくたちは、彼らから徹底的になめられている、というわけだ。

福島の原発事故以降、この最大の惨事、いや人類史上最悪の犯罪にたいして、この国、日本では数多くのドキュメンタリーや報道がなされてきた。

だが残念ながら、このドイツのテレビ映像のような、この犯罪の核心というか真実へ肉薄したものをぼくはまだ見ていない。

原子力ムラというカネのためなら、人が死のうが苦しもうが、いやこの日本、この地球が滅ぼうとも意に介さない者どもに、ぼくたちはこのまま愚弄され、蹂躙されつづけるのだろうか……。

この映像を見ながら、そんな怒りと絶望が、ぼくの胸をいっぱいにした。

怒りを歓びに、絶望を希望にスイッチするにはどうすればいいのか。

それにはまず、怒りを怒りとして、絶望を絶望として、しっかりとわが全身に叩き込むことだろう。

そこからしか、真の歓びや希望は見えては来ないだろう。

ぼくたちはきっと、怒りのまま、絶望のまま、この世を去りたくはないのだから。

6 件のコメント:

  1. この作品を先月YouTubeで見たばかりです。
    削除されるなんて信じられません。
    どなたか再投稿をしてください。
    動画のダウンロードを違法としたのも与党の有る党でしたね。

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  2. http://www.youtube.com/watch?v=8MZKxWLruZQ
    こちらでまだ見られます。
    同じものだと思うのですが

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  3. コメントありがとうございます。

    まず、http://www.youtube.com/watch?v=8MZKxWLruZQは、「フクシマの嘘」ですが、今回紹介した前作にあたるものだと思われます。

    今回紹介したのは、同じシリーズの続編というかパート2にあたるもので、前作は事故後おおよそ1年を経て制作されたものですが、今作は3年を前にしたものです。

    この前作はぼくも見た記憶があるものでしたが、いま改めて見てもけっしてその内実は古いものではなく、ぼくたちは何度もこの作品をみるべきだと思いました。

    とくに、最後のほうに登場する4号機の存在ですが、いま3・11と同様か、それに近い低い震度の地震が起きると、かなりの確度で崩壊し、それと同時に日本全体も崩壊することになるでしょう。

    そればかりか、地球全体もそれに匹敵するダメージを受ける可能性があるという事実です。

    それにしても、今回紹介した「フクシマの嘘」其の弐(パート2)をぜひどなたか再投稿していただきたいものです。

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  4. この動画を見つけました。
    再掲載します。
    ひとつ訂正があります。
    「フクシマの嘘」其の弐ではなく其の参でした。

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  5. 再投稿有り難う御座います。早速見ました。
    海外メディアの見方は厳しいですね!
    と言うか日本のマスコミは死んだも同然です。

    今日、再訪したらもう削除されています。
    誰が削除するのか怒りさえ覚えます。

    そういえば、フライデーの三月七日号に有りました「ヨウ素剤を福島医大がこっそり飲んでいた」件も他のメディアで全く報道されないのは何故なのか不思議です。
    もう北朝*並みの規制がかかっているように思います。



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  6. コメントありがとうございます。

    そうです、また削除されました。
    いろいろな理由が考えられますが。

    このドキュメンタリーは
    原子力ムラの正体を的確に突いています。

    で、そのことが日本社会でひろがるのを
    恐れての工作かもしれません。

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